可愛いは正義
どーも!麦畑です(^ω^)とっとこ◯ム太郎
さて、コースターくんがお家パーティーを開くよ!みんな、集まれ〜!!
こんにちは!ボクはコースターくんだよ。
今日はボクのお家でパーティを開くんだ。もちろん、お客さんはみんなボクの友達。
「こんちには!コースターくん。」
やあ。コルクくん。なんだか最近、君とかなり親しくなった気がするよ。
「本当?嬉しいな!」
多分アレだね。この前の器物損害祭りで仲良くなった気がするな。
「私の感動を返せ。」
(やぁ。コースターくん、招待ありがとう!)
やあ。紙製クン。いい度胸だね!嬉しいよ。今日も焼かれに来たの?
(違うわっ!ケーキを食べに来たんだ。)
忘れてた。紙製クンって食べ物に目がないんだった!
「あれ?コースターくん。そういえば、今日は何のパーティーなんだっけ?」
おっと!よくぞ聞いてくれた。実は、このパーティーはボクが暇してるから構ってくれパーティーの他に、ある子の誕生日パーティーでもあるんだ。
『誕生日??』
おいで!カモーン
[どうも。はじめまして!私はアイロンビーズコースターです。みんなより歳下だけど、よろしくね♪]
《か、可愛い…!》
ざわ…ザワザワ…
「こらっ。効果音止めなさい。」
さてと。みんなはアイロンビーズを知っているかな?
アイロンビーズは、小さなプラスチック製のビーズを専用のボードに並べ、それをアイロンの熱で溶かすことで接着して作品を作る玩具なんだ。
元々は切ったストローを接着剤でくっつけていたらしいけど、途中で今のようなアイロンでくっつける仕様になったんだって。今のビーズの素材は良質なポリエチレンという化学繊維からできているから、環境に優しいんだよね。
そして、アイロンビーズは色んな色がある上に組み合わせは自由に決められる!つまり、自分だけの作品が簡単に作れちゃうんだ。例えば、うさぎさんのキーホルダーとか、おしゃれなコースターとかも作れるよ!それに、ビーズをひとつひとつ並べる作業は集中力UPにも繋がるんだって。実は、初めは高齢者のリハビリ向けに開発されていたのだとか。
ちなみに、アイロンはお家でもよく見かける人が多いんじゃないかな。アイロンは、熱と圧力で服とかの布のシワを伸ばしたり折り目をつけたりする道具だよ。中国から来た文化で平安時代の日本ではヒノシという器具が使われていたんだけど、途中で進化して炭火アイロンとか電気アイロンとかになったらしい。
〔へぇ〜!ところで、アイロンビーズちゃんの誕生日はいつなの?〕
知らん。だって、会社によって発売日違うし。そもそも、日本発祥じゃないし。
『ズコッ』
まあ、細かいことはいいでしょ?アイロンちゃん、ケーキ食べる?
[美味しそう!でも、このケーキ、ロウソクに火が点いてないわ…。]
あらら!ボクとしたことが。ケーキの火を忘れるとは。
(…僕、帰りまーす。)
待ちたまえ。ケーキをまだ切り分けていないじゃないか。
(いーや、帰るね!だって、今この場で燃えるのは僕くらい…)
ルーモス!
(いやぁあああ…!!)
{知ってた。知ってたけどさ。流石に可哀想な気が…}
えー。だって、仕方ないじゃん。鉄製くんは燃えないもの。コルクくんは燃えるけど、燃え広がりにくいし。
「…今度から、紙製クンを盾にするか…。」
《ヤメロ》
さ、気を取り直してケーキを切り分けようか。最初はアイロンちゃん、君が切り分けてごらん。どこを切るかは君の自由だよ!
[…]
あれ?どうかしたの??
「…シリコンくん。彼女、燃えてるよ。」
あ。そういえば、アイロンビーズちゃんって可燃性だったね。
あーらら。本日の主役が燃えちゃったね。そういえば、燃えると萌えるって読み方一緒だね。