この言葉を捧げます
森の茂みの中
夢と夢の巡り合わせ
泉の畔で僕は告げます
あなたの潤いのため
それは、
幻とも現ともいえる
こんこんと湧く
青く澄んだこの湧水は
100年よりももっと昔
どこかに降ったのです
地上の 恵み、それとも 禍いの
雨だったのかもしれない
今の言葉も人の寿命を越えて
湧いてきたのです
どうか
無機質の骨身とともに
生まれてきた などと
想わないでください
たくさんの森の木漏れ日を辿って
僕をみつけてくれて ありがとう
心をこめて
泉水と僕の心に湧く言葉を捧げます
生まれる前から大切なあなたに
読んでくださりありがとうございました。