♥ ラムネ売りがやって来た 2
◎ サブタイトルを変更しました。
セロフィート
「 ふふふ。
何が起きても、ワタシが居ます。
マオが心配する事はないです 」
マオ
「 まぁな…その通りなんだけどさ 」
セロフィート
「 ワタシが居るのに不安です? 」
マオ
「 いや…寧ろ、セロが何か起こしやしないかと…… 」
セロフィート
「 マオ…。
心外です。
マオがワタシを楽しませてくれますし、ワタシは何もしません 」
マオ
「 何だとぉ!?
オレがセロを楽しませるのは決定事項なのかよ?!
オレに拒否権は無いのか? 」
セロフィート
「 はぁ?
それ本気で言ってます?
プライベートが無いんですから拒否権も無いに決まってます 」
マオ
「 だよな……。
あるわけ無いよな〜〜 」
セロフィート
「 ふふふ。
君はワタシだけのマオですから 」
マオ
「 うん…(////)
──それにしても、彡夊亭って名前の宿屋は何処にあるんだ? 」
セロフィート
「 此処等辺は未だ宿泊施設が多いですね。
このまま奥へ進みましょう。
宿屋が並ぶ場所に出ます 」
マオ
「 未だ歩くのかよ…。
宿泊施設が多過ぎるよ… 」
セロフィート
「 大きな街ですからね。
≪ ウェッティシュ帝国 ≫には≪ 都 ≫の代わりに≪ 帝都 ≫しかないですから、≪ カグザークの街 ≫のように≪ 都 ≫に匹敵する≪ 街 ≫が多いです。
それでも首都である≪ 帝都 ≫の広さには敵わないですけど 」
マオ
「 へぇ…≪ 都 ≫は無いんだ。
≪ 帝都 ≫かぁ、行って見たいよな〜 」
セロフィート
「 腐敗して手遅れな独裁者達の集まる巣窟ですよ。
行きたいなんて変わってますね 」
マオ
「 へ…腐敗って…独裁者が腐ってるのか?
手遅れって? 」
セロフィート
「 人形視点から見たら──ですね。
マオが行けば、退屈で詰まらない≪ 帝都 ≫も面白くなります 」
マオ
「 …………やっぱ行かなくていいや… 」
セロフィート
「 行きません?
マオが望むなら何時でも行けますよ 」
マオ
「 行・か・な・い!!
それより早く彡夊亭を見付けよう! 」
セロフィート
「 はいはい 」
宿泊施設が軒並み建つ路上を進んで、漸く宿屋が見えて来た。
宿泊施設の数も多かったけど、宿屋の数も多い。
この中から彡夊亭を探すのは大変そうだ。
マオ
「 …………なぁ、セロ…。
探さないで彡夊亭を見付けられる便利な古代魔法はないのか? 」
セロフィート
「 ありますけど、ワタシはマオと彡夊亭を探し歩きたいです 」
マオ
「 はぁ?!
オレは嫌だよ!
早く休みたいもん! 」
セロフィート
「 これもデートです。
一緒にデートを楽しみましょう 」
マオ
「 ……セロ…(////)
…………ま、まぁ…一寸ぐらいなら探すのに付き合っても良いけど…(////)」
セロフィート
「 有り難う、マオ。
嬉しいです(////)」
マオ
「 日が暮れ始めたら、古代魔法を使ってくれよな! 」
セロフィート
「 は〜〜い♪
ふふふ… 」
セロは嬉しそうにオレの左手を握ってくれる。
其処は貝繋
マオ
「 ──セロ、折
セロフィート
「 恋
マオ
「 ──こう繋
セロが首
セロフィート
「 マオは友
マオ
「 そ、そうだよ!
オレはセロとダチ繋
セロは絶
態
セロフィート
「 ──マオ、彡
ありました!
古
マオ
「 あはは…そだな…。
探
どうせならせ
セロが彡