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第七十話 貴族の料理を2。


 まずは魚用に油にローリエなどの香草を入れて火にかけておく。

 次に茹でて潰してもらった芋に塩胡椒、鳥出汁を加えて混ぜて手で丸く円状に整形して卵液、パン粉をつけて油で揚げる。

 ソースはめんどくさいのでマヨネーズとケチャップを混ぜて一味を少し突っ込んで終わり。

 じゃがいもを薄くスライスして揚げてポテトチップを作り出来たポテトコロッケにぶっ刺して完成。


 次はスープだ。向いてもらった海老を刻んで貰って塩胡椒と片栗粉と合わせて茹でる。

 片栗粉は前にローゼにすらせたじゃがいもを洗って水を捨てて沈殿させてを繰り返して作りました。

 海老の殻は焼いて粉々に砕いてすり鉢で粉状にして、鍋で玉ねぎや出汁、トマトなどと一緒に煮込む。

 塩胡椒で味を整えたら布で濾して、最後にサービスで生クリームを少し垂らして海老のすり身を加えて完成。


「殆ど1人でやってしまいますね……」


 ルネさんがそんな事を呟く。


「これくらいならそんなに多くないので。レシピの記憶と臨機応変にこっちのに合わせて作るだけですよ」


 ある材料が限られてるのがなんか寂しいけど案外なんとかなる。だって食べるのもこっちの人だからね。

 鳥肉を網を入れた鍋に入れてかぶるくらい油を入れて火にかけ、粒のままの胡椒やローリエを入れて弱火でじっくりくり過熱する。


「これは?」


「これは油でゆっくり加熱する調理法です。こうすることでお肉がすごく柔らかく食べられるんですよ」


 そういいながら温度計を取り出して温度を図る。


「そういえば、コース料理だといつもは最後は何を出しているんですか?」


「お茶とフルーツとかですが……」


「お肉の後がお茶ってことですか」


「そうですね」


「なるほど……。わかりました」


 デザートは果物を出してるみたいだね。それでもいいけどどうしようか。あるもので作れるデザートあるかなぁ。

 アイテムボックスの中身を確認しているとお菓子が入っていた。

 これでいいか。取り出してルネさんに渡す。


「これフルーツの代わりに出しておいてください。袋から出したらそのまま食べられますので」


「わかりました……。けどいいんですか? これユウタ様の世界のものじゃ?」


「別にそんなに好きものでないのでいいですよ。どうせ作ろうと思えばこっちでも出来ますからね」


 多分。ただの鈴カステラだし。パンケーキかカステラ作れば似たようなものができるでしょ?


 それにしてもアリス意外と遅いなぁ。こっち終わっちゃうよ?

 鳥肉のソースを作ればほぼ終わりだ。赤ワインを煮詰めて数滴お酢を加える。

 するとちょうどアリスが戻ってきた。


「ん」


 葉っぱに包まれた魚を差し出す。

 それを受け取り3枚におろして、先程作ったオイルを冷まして漬け込む。

 10分くらいで取り出して油を拭き取り、薄くスライスして完成。


「あとはそれぞれルネさんたちの好きに盛り付けてくださいね」


「え、もう終わったんですか?」


「はい。

アミューズがポテトコロッケ。

オードブルがカルパッチョ。

スープがアメリケーヌスープ。

メインが鳥のコンフィ。

デザートが鈴カステラ。

になります」


「ありがとうございます……」


 反応が鈍いけどルネさん大丈夫かなぁ。もしかしてショボすぎた?


「一応1つ見本で盛っておきますよ」


 お皿にスプーンを乗せその上にコロッケを置き横にオーロラソースを添える。

 カルパッチョは葉物を敷いてその上に魚を乗せてヴィネグレットをかけて胡椒をふりかける。

 スープは盛るだけ。暇ならバケットもどうぞ?

 メインも付け合わせをてきとうにしてもらってお肉を置いて小さい容器に赤ワインのソースを注いで添える。


「これで大丈夫ですかね?」


「は、はい。凄い豪華ですね」


「内容は多分ものすごい安い料金のコースレベルだと思いますけどね……」


 コロッケにマリネにコンフィにカステラだもんね。2500円くらいのコースじゃないかな?


「これでですか」


「盛り付けがそれっぽいだけですよ。ルネさんでその反応なら多分大丈夫そうですね」


「はい。文句なしだと思います。ありがとうございます」


「多めに作ったので余ったらみんなで食べてみてくださいね」


「はい! わかりました。それでこの後はどうされるんですか?」


「どうしましょう」


 何も考えてなかった。困ったさん。


「ローゼお嬢様の部屋で待ってればいいのでは?」


「勝手に入っていいんですかね」


「いいと思いますよ。別に気にする仲でもないじゃないですか」


 気にしない仲でもないんですよ。まぁ、アリスもいるしそれでいいか。


「そうですね。ローゼの部屋でゆったりと待ってますよ。もしローゼに伝えるタイミングがあれば言っといてください」


「わかりました。今日は本当にありがとうございます!助かりました」


 そう言ってお辞儀するルネさん。

 大したことしてないのに。厨房を出てる時についでにたこ焼きも置いておく。


「これ食べてくださいね。たこ焼きです」


 ローゼの部屋に移動してローゼでも待とうかな?そもそも誰が門番さんに言ったんだろうか?やっばりローゼかな。



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