一本仕立てのミニ胡蝶蘭は、目に良し育てて良し
昨年の同じ時期に、一本仕立てのミニ胡蝶蘭を自身へのささやかな誕生日祝いとして購入しました。
以前、大きな三本仕立ての胡蝶蘭を頂いたときには上手く育てられず、購入には少し躊躇したのですが、透き通った小さなレモン色の花弁に魅せられ、手を伸ばしてしまいました。
値段が千円以下だったことも、決心した要因ではあります。
植え替えなどの必要もなく、そのまま好きなところに飾るだけというのもありがたいです。
買った時には、いくつかの蕾に三つほどの花が咲いていたのですが、それからどんどん蕾ができて花が咲き、おおよそ三か月間にわたって楽しめました。
世話は直射日光の当たらない場所(レースのカーテン越しなど)に置いて、一週間に一度、少しの水を与えただけでした。ずぼらな私向きの植物です。
土ではなく水苔なので室内でも衛生的です。卓上に置いて楽しむこともできます。
ただ、葉ダニのようなものが一度だけ見られました。この時は霧吹きで水を散布することによって駆除出来ました。その後はとても健康でいい子です。
花が咲き終わった後は、花が付いていた枝を切り詰めて放っておくと、新しい葉や新しい根が出てきました。薄緑色の小さな葉はとても可愛いですが、すぐに大きくなります。古い葉はだんだんと枯れて行きますので、少し引っ張ると取れました。
根は鉢の外に出ていっても問題なく、空気中から水や栄養を摂取するらしいです。元はといえば、樹木の上で育つ植物なのだそうです。
まあ、そんなわけで年が明ける頃には、明らかに花芽と思われるものが出てきました。これを見つけた時は、小躍りしました。
その花芽が五センチほど伸びて来た頃、昨年に取り外した支柱をそっと添えたのですが、伸びた花芽を折らないようにと、ちょっと緊張しました。
そして今、たくさんの蕾をつけて育っています!
ずぼら管理で来年も同じように花芽ができて、花が咲いてくれるかは分かりませんが、価値のある誕生祝だったなあと思っています。
今の時期は価格も安く、様々な種類のミニ胡蝶蘭がホームセンターなどに出回っていると思います。
皆様も、パソコンの前などに置いて執筆時の癒しになさったらいかがでしょうか。