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北海道に行きたすぎる罪

この十日ほど、やはりあまりに無気力というか寝てばかりいた。

一応17日にはいかやき先生の本を買いにコミティアへ、また旧知の者のデザインチラシ個展を見にいって社会との接点はたもった。しかし、それくらいだった。とにかく眠い、疲労感がする、気力が萎えてる、で動けなかったのだった。

若干好転を見せたのはこの二日くらいのことで、微妙に早起きや積極的な活動ができてる。なにが原因で変わったかというと、たぶん、いやほぼ確実に、睡眠薬の問題。薬は昔から飲んでいるが、睡眠薬は今年八月頃にデエビゴというものに変更された。これを飲み始めて以来寝るだけの人生になってたが、ちょっと飲むのをやめるととたんに活動が良くなってくるようではやはり戦犯はこいつのようだ。とにかく、強すぎる。

強さの体感的にもちょっと独特で、同じ睡眠薬でもサイレースみたいに昏睡する感じじゃなくて、自然に近くて眠り心地がいいものだった。そのぶん、寝すぎるのが一過性のものか薬が根本的にだめかがわかりづらかった。


そのデエビゴがなぜか次の通院日になる前に飲みきってしまったので、なしで過ごしていたら、調子がよくなってきたのである。とくに出来事がなくても日記を書こうとする時点でだいぶいい。


それで活性を得て何をしてるかというと、ずっと北海道のことを考えていた。

北海道にいって、毛ガニの浜茹でとかタラバガニのぶっとい足とかウニ丼とかを食いまくって痛風で死ぬ。そういう最期を遂げられたらどんなにいいだろう。


そう思い立って、北海道の旅の計画を立てているのだった。最初は自転車で行こうかなとも思ったが、ちょっと調べてすぐやめた。冬の北海道の自転車旅はたぶん死んでしまうからだ。死なないための装備とか準備とかは、きちんとできる自信がない。

半年ちょい前に、下関まで自転車で往復した実績はあるが、あれは気合いさえあれば困難は乗り越えられる旅だった。気温が氷点下までは行かないし、なんだかんだ本州はどこでもネカフェやホテルがあるし。

北海道は最悪、360°地平線のど真ん中でホワイトアウトする可能性がある。死にますねそれは。


ので、鉄道で行って美味しいものだけ食うという、ずるい旅を計画している。一週間くらい札幌に沈没して贅をつくしてもいいのではないか。どうせ時間と金は分不相応にあるんや、ないのは未来だけじゃ。


ネットでいろいろ見てると「北海道のホタテは別物!」「北海道のカニは別物!」などいろいろ言われてるけど、今はカニの別物があることを信じて探し求めてみたい。というのも私の師匠が一番好きな食べ物はカニと公言してるのだが、そういううまいカニはあるのか。私はカニの身は「ほじるのが面倒なわりに味は普通」くらいの印象しかない。上があるなら見てみたい。師匠と同じものを食いたい。

毛ガニのミソだけはがちでうまいと思うが、タラバとかもその次元があるのか。見きわめてみたい。そういうものを追いかけるのが「生きる」ということなんじゃないですか⁉️ええ?チャレヒトお兄ちゃんよォ‼️

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