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失われた時を求めて

 今日はホモセックスをしそうになる夢を見た。端的に言って悪夢だった。


 自転車の定期点検に行く。今乗ってるクロスバイクは今年旅で酷使したので全体的にぼろぼろで、半年前に修理に出したとき「もって一週間」と余命宣告されてしまったのだが、ごまかしごまかし乗ってまだ走っている。何をもって一週間だったのか。


 昨日のバーベキューで使う予定で使わなかった裂けるチーズを今ビールのつまみで食って、ふと、昔の記憶を思い出した。ネット上で初めて書いた日記の内容が「鎌倉の浜辺で座って裂けるチーズを食ってたら、空からきたトンビにかっさらわれた」だったのだ。そのせいでトンビ不信、アンチトンビになっている。でも経験上、湘南以外の地域のトンビはかっぱらいはあまりやらないようなので優秀。

 日記はかなり昔から断続的に、元をたどれば中学生の時ノートにつけてた以来になるので、長く書いてるとは思うが、だんだんいい年になってくると日常に書くほどのことが起こらなくなってくるので年々大変になってくる。鎌倉の浜辺でチーズを食うようなことはしなくなるからである。

 まあ、日記やエッセイは面白いことがあったから書くのではなく、何でもないことでもおもしろく書くものだけれど。伊集院光もラジオの神髄をそんなふうに言っていた。


 しかしもしまたあと25年くらい日記が続いたならば、もう還暦も超えてしまうわけで、そうなるとさすがに「今日飲んだお茶はうまかった」とか「ホモセックスしそうになる夢を見た」とかくらいしかいよいよ書くことがなくなってきそう。あるいは医者に「もって一週間」と言われたりとか。

 そんなことを言ってても明日死ぬかもわからんね。

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