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半竜  作者: りけい
風の星
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絶望の淵

自室に冷蔵庫欲しい!

アトマス:うむ、ここだ、ここに入口となる場所がある

ラゴス:ここが?こんな道の真ん中に?

アトマス:ああ、とは言ってもここから行けるというだけだ、ほら、みるんだ、ここだけ石の模様が少し違う

ラゴス:うーん、確かに少しだけ違うような

アトマス:ここに垂直に立ち「我、風向きを変える者(なり)」と唱える、やってみなさい

ラゴス:は、はい───我、風向きを変える者也───わっ!

体が徐々に浮き始め。

ラゴス:わぁぁぁぁぁぁぁぁ

空へ飛ばされた。

アトマス:君は竜人だ、空には慣れてるだろう!どれ、私も行くか我、風向きを変える者也


ラゴス:はぁ、はぁ、やっと止まった

雲より上まで来てしまった。

ラゴス:ちょっと、苦しぃ、いきが

アトマス:ふぅ、、少し疲れるな、…おっと忘れてた、───「リア・フターブ」

ラゴス:はぁ、はぁ、危ないところでしたよ!!

竜人は獣人よりも、息を多く必要とするんですから

アトマス:すまんすまん

そう微笑みながら言った。

ラゴス:それで、ここからどこに行けばいいのです?

アトマス:おっとそうだもう少し向こうだ

ラゴスはその指された方向へアトマスと一緒に向かった。

アトマス:よしここだ、着いたぞ

ラゴス:この雲の下ですか?

アトマス:そうだ、この下には城がある

ラゴス:???

アトマス:そして、その城の上、つまり城の上空に浮いているのだ

ラゴス:???

アトマス:もちろん、見えないようになってるよ、下からは、、、では、行くぞ!

そう言うとラゴスを引っ張って急降下を、始めた

ラゴス:うわあああああああ


????:ぉ-ぃ、、ぉきろーおきろー

なにか、頭で、響いている

???:ほんとに竜人なんですか?大丈夫でしょうか、、、

ラゴス:はっ!ここは、───もしや、ここが、台風の目?

???:ああそうだ、こんにちは、竜人のラゴスくん

????:やっと起きたか、急降下で気を失うなんて、竜人として、どうなんだ?

そう聞いてくる声は、どちらも聞き覚えがないり

ラゴス:えっと、あなた達は誰?

????:おい忘れたのか?私だよ、アトマス、だ

ラゴス:え!!あの、アトマスさん?!

アトマス:ああ、あれは仮の姿、あんな老人じゃないぜ?

???:次は僕からですね、アイ・ウォール、ま、ここではアールとでも呼んでください

ラゴス:分かりました、こっちの説明は、、、もうされてるみたいですね、

アール:はい、仲間を探しているんだってね

ラゴス:はい、それで、、

アール:残念だけど、君の仲間はつい20年ほど前に君ともう1人を除いて絶滅した

ラゴス:え……

アール:事の顛末(てんまつ)を話そう───それは100年ほど前、星の爆発のような高エネルギーにより、世界のあらゆる均衡が崩れそうになったとき、1人の竜人の封印がはなたれてしまったのだよ、その竜人は同じ種に非常に強い恨みがあったようでね、4000程度いた竜の内、九割九分九厘九毛と一匹残らず、殺した

言葉を失うラゴスを待たず話は続けられた

アール:竜人だって、そんなに弱い訳では無いしかし、その竜人はあまりにも強かった、3000の竜を相手にして勝つくらいにね、ま、その後数多の強者達が封印に協力しやっとのことで、封印された、竜人は奴以外死んだ、そう思われていた、───君の両親は生き残った、この星の奥地にいたからね、しかし、それも長くは続かなかった。封印されても尚、その影響力で、魔物を操り、奴は君の両親を殺した、これが20年前ほどのこと、君は言わば残された卵だったってわけ








リア・フターブ

空気を置換し呼吸を、可能にさせる魔法、地上で使うのは造作もないことだが、空気が薄い(上空、高高度など)場所、あるいは無い(深海、宇宙など)場所で使うとなると、とても難しい。

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