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半竜  作者: りけい
草の星
39/40

冬の訪れ

マービ:生苦を止める?!死苦ですら大変だったのに、それを圧倒するなんてヤバいやつだよ!あれ

オリーブ:だが、止めなければ……

マービ:明らかに戦力に格差がありすぎるって……あと私今魔力ほぼないから、魔力薬くれー

オリーブ:ほいっ!

緑色の液体の入った瓶を投げる、マービがその瓶の首元を掴む。

マービ:わぁ!いいね市販だと最高の物だ

オリーブ:そうだ、ラゴス、その氷頑張って溶かしてくれ

ラゴス:分かった!

ラゴスが火を吹かして氷を溶かす、少しずつ溶けている。なかなか溶けきらない。

マービ:ぷはーっ

緑色の液体を飲み干す、フラスコ型の為、少し飲みづらかったのか時間がかかった。

マービ:あー大学を思い出す味……



ラゴス:よーし、これくらい空いてれば全員入れるはず

オリーブ:ありがとう、急ごう、僕は今獣化もできないが、策はある

マービ:策?

そう()いたが返事は無い、急いでいるからだろうか。

オリーブやマービがスっと通って行くのを見た、自分はそうはいかないだろうな、と予想した通りラゴスは中々通れない、自分で作った穴にハマりそうだ。マービに引っ張られて氷のドームの中に入る。

ウリーク:あっ、来たの

オリーブ:生苦様どうかイトスを生かして下さい、我らにとって大事なものであって……

ウリーク:あっそ

ウリークが氷剣をオーブに突き刺そうとする。

オリーブが鳳閃花を飛ばす、直撃するも、ウリークを止められない。

オリーブ:(痛覚がないのか?)

鳳閃花の威力は弱くない、岩を砕く位の力があるのだがウリークに寸分も効いていない。

ラゴスが大きく息を吸って翼をはためかせ突進し、炎を吐く。やってみたかった動きだが、あまり機会がなかった。

当然ダメージが入る訳では無いが、興味を引いたのか死苦を氷漬けにして蹴り飛ばした。

ウリーク:いいね、竜人

目に光がない、暗い、しかし青いように見えた。

また地面が凍りつく。ラゴスも凍ったように動けなくなる。思考がなくなる、何も考えられない。

マービ:ラゴス!

逃げなければ!そうラゴスは感じたものの、逃げれない、頭が働かないのだ、硬直したように。

ウリークが氷の塊を手に取り握りつぶすと、棒状に変化し、剣となる。

ウリーク:氷剣ペニテンテ、わざわざ手で作んなくてもいいんだけど

マービ:"集え震えよ"「炎原」

ウリークに効果があるのか、無さそうである、案の定顔色ひとつ変わらなかった。

ウリーク:へー、感情的な魔法、面白いね

相変わらずの無表情で、歩み寄ってくる。

ウリーク:「結氷の訪ね」

一気に寒気が増す、オリーブの具合が心配だ、マービと自分は種族上、寒気に強い、がオリーブにはそれがない。オリーブの方を見ると、意外にも大丈夫そうだ、魔法だろうか。

ウリークが剣を振るう、全然本気では無いのだろう、避けることが出来る。だが止めるとなると厳しいものがある。

マービ:また私の魔法効いてないし……

マービの魔法では止められなかった。

マービ:(オリーブ……策って……)

オリーブ:もっと寒くしないと

ウリークの力はあの氷は氷を操るだけのように見えるが、恐らく本質は熱を奪い、温度を下げること、もっとここの温度を下げれば……

ウリーク:小さいの、お前、見るからに前衛じゃないのに、なにしてんの?

ウリークの左手に、氷でない何かが創られる、

モワモワと蒸気のようなものが手から零れ落ちる、液体はどんどんと増え地面に液だまりをつくる。ウリークが左手からその液体をラゴスに垂らす、ラゴスとウリークの距離は離れていたが、ものともせず目にも止まらぬ速さでラゴスの元に来た。

ラゴス:冷たっ!

ラゴスがその感覚の鋭さでどうにか逃げる。それでもたれた液体により手が変色している、毒ではなく、凍傷だろう。クリークの狙いはオリーブになる。

オリーブ:「グロウ」

液体の溜まった場所に魔法を放つ、急に木のようなものが生えてうリークを包み込む。

ウリーク:中々抜けない……

オリーブ:寒眠打破、その温度の低さが低いほど成木のとき固く強くなる

ウリーク:なるほどね

ウリークは既に抜けでている。

ウリーク:私を二秒以上停止させたのは事実、イトスを殺すのは待ってあげる

オリーブ:本当ですか!

氷のドームが消え去る、溶けるのではなく消えた。

ウリーク:竜人、また会おう

そう一言言って、彼女はどこかへ飛び立った。


ラゴスの炎

大きく魔法元素を吸って、竜鱗同士を擦ってできる火花にいい感じにつけて炎を吐く、竜肺に溜まっている魔法元素分の炎が吐ける。

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