冬の訪れ
マービ:生苦を止める?!死苦ですら大変だったのに、それを圧倒するなんてヤバいやつだよ!あれ
オリーブ:だが、止めなければ……
マービ:明らかに戦力に格差がありすぎるって……あと私今魔力ほぼないから、魔力薬くれー
オリーブ:ほいっ!
緑色の液体の入った瓶を投げる、マービがその瓶の首元を掴む。
マービ:わぁ!いいね市販だと最高の物だ
オリーブ:そうだ、ラゴス、その氷頑張って溶かしてくれ
ラゴス:分かった!
ラゴスが火を吹かして氷を溶かす、少しずつ溶けている。なかなか溶けきらない。
マービ:ぷはーっ
緑色の液体を飲み干す、フラスコ型の為、少し飲みづらかったのか時間がかかった。
マービ:あー大学を思い出す味……
ラゴス:よーし、これくらい空いてれば全員入れるはず
オリーブ:ありがとう、急ごう、僕は今獣化もできないが、策はある
マービ:策?
そう訊いたが返事は無い、急いでいるからだろうか。
オリーブやマービがスっと通って行くのを見た、自分はそうはいかないだろうな、と予想した通りラゴスは中々通れない、自分で作った穴にハマりそうだ。マービに引っ張られて氷のドームの中に入る。
ウリーク:あっ、来たの
オリーブ:生苦様どうかイトスを生かして下さい、我らにとって大事なものであって……
ウリーク:あっそ
ウリークが氷剣をオーブに突き刺そうとする。
オリーブが鳳閃花を飛ばす、直撃するも、ウリークを止められない。
オリーブ:(痛覚がないのか?)
鳳閃花の威力は弱くない、岩を砕く位の力があるのだがウリークに寸分も効いていない。
ラゴスが大きく息を吸って翼をはためかせ突進し、炎を吐く。やってみたかった動きだが、あまり機会がなかった。
当然ダメージが入る訳では無いが、興味を引いたのか死苦を氷漬けにして蹴り飛ばした。
ウリーク:いいね、竜人
目に光がない、暗い、しかし青いように見えた。
また地面が凍りつく。ラゴスも凍ったように動けなくなる。思考がなくなる、何も考えられない。
マービ:ラゴス!
逃げなければ!そうラゴスは感じたものの、逃げれない、頭が働かないのだ、硬直したように。
ウリークが氷の塊を手に取り握りつぶすと、棒状に変化し、剣となる。
ウリーク:氷剣ペニテンテ、わざわざ手で作んなくてもいいんだけど
マービ:"集え震えよ"「炎原」
ウリークに効果があるのか、無さそうである、案の定顔色ひとつ変わらなかった。
ウリーク:へー、感情的な魔法、面白いね
相変わらずの無表情で、歩み寄ってくる。
ウリーク:「結氷の訪ね」
一気に寒気が増す、オリーブの具合が心配だ、マービと自分は種族上、寒気に強い、がオリーブにはそれがない。オリーブの方を見ると、意外にも大丈夫そうだ、魔法だろうか。
ウリークが剣を振るう、全然本気では無いのだろう、避けることが出来る。だが止めるとなると厳しいものがある。
マービ:また私の魔法効いてないし……
マービの魔法では止められなかった。
マービ:(オリーブ……策って……)
オリーブ:もっと寒くしないと
ウリークの力はあの氷は氷を操るだけのように見えるが、恐らく本質は熱を奪い、温度を下げること、もっとここの温度を下げれば……
ウリーク:小さいの、お前、見るからに前衛じゃないのに、なにしてんの?
ウリークの左手に、氷でない何かが創られる、
モワモワと蒸気のようなものが手から零れ落ちる、液体はどんどんと増え地面に液だまりをつくる。ウリークが左手からその液体をラゴスに垂らす、ラゴスとウリークの距離は離れていたが、ものともせず目にも止まらぬ速さでラゴスの元に来た。
ラゴス:冷たっ!
ラゴスがその感覚の鋭さでどうにか逃げる。それでもたれた液体により手が変色している、毒ではなく、凍傷だろう。クリークの狙いはオリーブになる。
オリーブ:「グロウ」
液体の溜まった場所に魔法を放つ、急に木のようなものが生えてうリークを包み込む。
ウリーク:中々抜けない……
オリーブ:寒眠打破、その温度の低さが低いほど成木のとき固く強くなる
ウリーク:なるほどね
ウリークは既に抜けでている。
ウリーク:私を二秒以上停止させたのは事実、イトスを殺すのは待ってあげる
オリーブ:本当ですか!
氷のドームが消え去る、溶けるのではなく消えた。
ウリーク:竜人、また会おう
そう一言言って、彼女はどこかへ飛び立った。
ラゴスの炎
大きく魔法元素を吸って、竜鱗同士を擦ってできる火花にいい感じにつけて炎を吐く、竜肺に溜まっている魔法元素分の炎が吐ける。




