手伝い
定期考査も楽しいものよ
オリーブ:これがニシスナゴケだ、栄養、水が少なくても、光があれば繁殖する
ラゴス:これをこの瓶の中に?
オリーブ:そう、さっ、早く終わらせよう
マービ:雑草みたい……
オリーブ:なにか?
マービ:よし、これで一瓶完了
オリーブ:よしよし、とりあえず、十個程やろう
マービ:ん?あっ!綺麗な花!
オリーブ:あ、それは
マービ:急に魔力が!?
綺麗な花は突然燃え始める、マービが仰け反るようにして避けた。
マービ:スプリンクル!
火はなかなか消えないようで────
オリーブ:「リア・キシジン」
火はシュン…と消え、鎮火された。
オリーブ:大丈夫だった?すまない、言ってなかったね
マービ:いや、まぁあのくらいの火なら、よく見たもんよ……それより、空気奪って消火するの久しぶりに見たなー
オリーブ:ああ、これは真空では無いんだけど、火の消える気体に置換する魔法…なのは知ってるか、僕は植物実験でよく使うから
ラゴス:あれは危険植物じゃないの?
オリーブ:あのくらいは違うよ、火茎草と言って、その花弁に触ると子房に魔力が集中して
発熱、発火する、そこまで高温にはならないから、初等魔法くらいのだよ
マービ:魔法植物は水じゃ消火出来ないのねー魔法と同じように
オリーブ:大規模なものだと奪空魔法じゃ敵わないけどね
一方"生の都"ゴールドマリー
ウシカイ:あれ~?あの二人はどこに?
ウシカイはラゴスとマービと別れたつもりでは無かったらしく、歩いてここに来た
ウシカイ:折角パスポート取ったのにー
里に住む者は簡単に外に出れない、パスポートを取っている間に出ていってしまったのだろう
そして、ラゴス達は……
ラゴス:ふー
息を吐きながら瓶の蓋を閉める、仕事は終えた
オリーブ:お疲れ様!助かったよ、これで研究も進展する
マービ:さっさっ早く報酬を下さないな
オリーブ:まあまあ、落ち着いて、後で払うから
バチッ 急に雷鳴のような音がして、一同はそちらを見る
オリーブ:なんだ?
ラゴス:敵襲?
確かに向こうに蠢く何かが見える、しかし、こちらを狙っている感じでは無い
スオウ:はっ、君たち早く都に戻りなさい、
トッドバーム様が表れた
オリーブ:なるほど、早く帰ろう
スオウ:オリーブ博士でしたか、お荷物をお持ちしましょうか?
オリーブ:いや、君はトッドバーム様の所に赴いてくれ、というか、それが本来の君の仕事だ
スオウ:では、
バチッ
ラゴス:あーさっきのは今の人……スオウ?だっけ?その人が移動する時のなのね
オリーブ:彼女を知ってるのか?境界警備隊の隊員で隊長の次に実力を持つ方だよ
ラゴス:そんなことよりそのトッドバーム様っていうのは……
オリーブ:それはもちろん、「死苦」と外星で呼ばれている魔物の遣わす魔法植物だよ
ラゴス:死苦だって?!やばいって!
オリーブ:まぁ、僕でも五回は見てるから、多分八年に一回とかであるから
ラゴス:結構来ますね………
オリーブ:それに、一種の幸運の象徴だったりする、まぁ縁起物みたいなものだ
マービ:たしかに、あんまり魔力感知しませんね
ラゴス:まぁとりあえずあの人の言う通り街に戻りますか
オリーブ:そうだね
スオウ:隊長、トッドバーム様の様子は?
ガベーラ:うむ、今の所今まで通りだ
スオウ:そうか
ガベーラ:では、儂はここでトッドバーム様を見守らせて頂く、南方の帰宅指示の手伝いをしてくれ
スオウ:了解
ウシカイ:あっ!お二方!
ラゴス:(ゲッ、なんで居る?)
マービ:(また、面倒なことならないといいけど)
ウシカイ:もーどこいってたんですか?勝手にどっか行っちゃって、それより、聞きました?
トッドバーム様が降臨されたって
マービ:うん、聞いたけど
ウシカイ:見に行きません?
マービ:?? 帰宅指示出てるでしょう?
ウシカイ:私はエルフですよ?エルフに帰宅指示は効きません、エルフの信仰の二柱の一つ、
「イトス」様の化身、トッドバーム様のもとへなら私の権力だけで行けます!
オリーブ:エルフ…僕は行こうかな
ウシカイ:あれ?あ!足元に、小人、失礼失礼、そして着いてきてくれるのね?
オリーブ:世界最大の魔法植物を見てみたい!近くでね
マービ:よし!やっぱ行こうか!さぁさぁラゴスも行くよ!
ラゴス:(あれ?なんで皆行く感じなの?)
ラゴス:まぁ、いっか!行くぞー!
境界警備隊
草星の生と死の境界を警備する集団、実質
ゴールドマリーの兵士のような立場、約七十人で活動しており、隊長はガベーラ、ちなみにスオウは実力はあるが、特に役職はない、区分は一般隊員。南北に広がっている境界は広いため、街の近くなどを重点的に警備している。




