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半竜  作者: りけい
草の星
33/40

手伝い

定期考査も楽しいものよ

オリーブ:これがニシスナゴケだ、栄養、水が少なくても、光があれば繁殖する

ラゴス:これをこの瓶の中に?

オリーブ:そう、さっ、早く終わらせよう

マービ:雑草みたい……

オリーブ:なにか?

マービ:よし、これで一瓶完了

オリーブ:よしよし、とりあえず、十個程やろう

マービ:ん?あっ!綺麗な花!

オリーブ:あ、それは

マービ:急に魔力が!?

綺麗な花は突然燃え始める、マービが仰け反るようにして避けた。

マービ:スプリンクル!

火はなかなか消えないようで────

オリーブ:「リア・キシジン」

火はシュン…と消え、鎮火された。

オリーブ:大丈夫だった?すまない、言ってなかったね

マービ:いや、まぁあのくらいの火なら、よく見たもんよ……それより、空気奪って消火するの久しぶりに見たなー

オリーブ:ああ、これは真空では無いんだけど、火の消える気体に置換する魔法…なのは知ってるか、僕は植物実験でよく使うから

ラゴス:あれは危険植物じゃないの?

オリーブ:あのくらいは違うよ、火茎草と言って、その花弁に触ると子房に魔力が集中して

発熱、発火する、そこまで高温にはならないから、初等魔法くらいのだよ

マービ:魔法植物は水じゃ消火出来ないのねー魔法と同じように

オリーブ:大規模なものだと奪空魔法じゃ敵わないけどね



一方"生の都"ゴールドマリー



ウシカイ:あれ~?あの二人はどこに?

ウシカイはラゴスとマービと別れたつもりでは無かったらしく、歩いてここに来た

ウシカイ:折角パスポート取ったのにー

里に住む者は簡単に外に出れない、パスポートを取っている間に出ていってしまったのだろう



そして、ラゴス達は……


ラゴス:ふー

息を吐きながら瓶の蓋を閉める、仕事は終えた

オリーブ:お疲れ様!助かったよ、これで研究も進展する

マービ:さっさっ早く報酬を下さないな

オリーブ:まあまあ、落ち着いて、後で払うから

バチッ 急に雷鳴のような音がして、一同はそちらを見る

オリーブ:なんだ?

ラゴス:敵襲?

確かに向こうに蠢く何かが見える、しかし、こちらを狙っている感じでは無い

スオウ:はっ、君たち早く都に戻りなさい、

トッドバーム様が表れた

オリーブ:なるほど、早く帰ろう

スオウ:オリーブ博士でしたか、お荷物をお持ちしましょうか?

オリーブ:いや、君はトッドバーム様の所に赴いてくれ、というか、それが本来の君の仕事だ

スオウ:では、

バチッ

ラゴス:あーさっきのは今の人……スオウ?だっけ?その人が移動する時のなのね

オリーブ:彼女を知ってるのか?境界警備隊の隊員で隊長の次に実力を持つ方だよ

ラゴス:そんなことよりそのトッドバーム様っていうのは……

オリーブ:それはもちろん、「死苦」と外星で呼ばれている魔物の遣わす魔法植物だよ

ラゴス:死苦だって?!やばいって!

オリーブ:まぁ、僕でも五回は見てるから、多分八年に一回とかであるから

ラゴス:結構来ますね………

オリーブ:それに、一種の幸運の象徴だったりする、まぁ縁起物みたいなものだ

マービ:たしかに、あんまり魔力感知しませんね

ラゴス:まぁとりあえずあの人の言う通り街に戻りますか

オリーブ:そうだね



スオウ:隊長、トッドバーム様の様子は?

ガベーラ:うむ、今の所今まで通りだ

スオウ:そうか

ガベーラ:では、儂はここでトッドバーム様を見守らせて頂く、南方の帰宅指示の手伝いをしてくれ

スオウ:了解



ウシカイ:あっ!お二方!

ラゴス:(ゲッ、なんで居る?)

マービ:(また、面倒なことならないといいけど)

ウシカイ:もーどこいってたんですか?勝手にどっか行っちゃって、それより、聞きました?

トッドバーム様が降臨されたって

マービ:うん、聞いたけど

ウシカイ:見に行きません?

マービ:?? 帰宅指示出てるでしょう?

ウシカイ:私はエルフですよ?エルフに帰宅指示は効きません、エルフの信仰の二柱の一つ、

「イトス」様の化身、トッドバーム様のもとへなら私の権力だけで行けます!

オリーブ:エルフ…僕は行こうかな

ウシカイ:あれ?あ!足元に、小人、失礼失礼、そして着いてきてくれるのね?

オリーブ:世界最大の魔法植物を見てみたい!近くでね

マービ:よし!やっぱ行こうか!さぁさぁラゴスも行くよ!

ラゴス:(あれ?なんで皆行く感じなの?)

ラゴス:まぁ、いっか!行くぞー!



境界警備隊

草星の生と死の境界を警備する集団、実質

ゴールドマリーの兵士のような立場、約七十人で活動しており、隊長はガベーラ、ちなみにスオウは実力はあるが、特に役職はない、区分は一般隊員。南北に広がっている境界は広いため、街の近くなどを重点的に警備している。

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