目覚め
はじめまして!りけいです!初投稿です!理系なりに考えた魔法世界を、書こうかなと
昔、世界には「ニンゲン」がすんでいました、ニンゲンはとっても悪い生き物で、怒った神様はニンゲンをこらしめました。そのかわり、私たちのような明朗で賢い亜人種が仲良くすむことになりました。
ある竜人が目を覚ます。
ラゴス:朝かっ
ぼんやりして時計をみる。
ラゴス:8...まずい間に合わん!
寝床から飛び起きそのまま窓をくぐり学校へはばたく。
バサッバサッ
学校までは約30kmである1時間程で着く距離だ
バサッバサッ
ラゴス:あ!今日は卒業の日か!
バッサバッサ
卒業日は9時より遅くでもいいはずだ、
そう思い彼は動きをゆるめ空に目をやる。
ラゴス:きれいな空だなぁ、そしていい風、素晴らしい日になりそうだ。
バッサバッサ
景色は変わらない、森と草原、そして数戸の小屋のどかな風の星である。
ラゴス:ふぅ
教室に入る
ビース:おいおいおせぇぞ
笑いながら言う彼は友達で獣人、つってもこの学校俺以外獣人だけなんだけど
ラゴス:わりぃちょっと、寝坊してさ
笑いながら答える
ビース:おいおいお前が寝坊しなかったことはあるのかい?
ラゴス:あるだろ、たぶん
ビース:まぁいい、今日で別れることになるんだからな、、、寂しくなるぜ
ラゴス:そんな悲しむなって
ビース:お前が旅することになるって聞いてみんな悲しんでたぜ?ま、お前を止めることもしないさ。自分で決めたことだもんな
ラゴス:俺だって寂しいさ
ビース:あっ先生が来る
先生が教室に入る、そして、教壇に立つ
先生:みんな3年間よくやってきたこれからは多くの幸福をつくっていってくれ
先生は短く話す、しかし、その目には涙がうかんでいる。
先生:そして、みんな、ラゴスがこの地を離れ旅することは知っているだろう、離れ離れにはなるが私たちは応援している!!頑張ってくれ!!
みんな:応援してるよ!!みんな!!
ラゴス:ありがとう!頑張っってくるよ!お前らも頑張って働けよ!!
あつい声援を貰った、今から家へ帰り今日中には
出発する、行先は向こうの大陸エアリス
この世界にいるはずの自分以外の竜人に会いに行くために
ガチャ
ラゴス:ただいまー
シルフィ:おかえり~いや~今日出発かぁ心配だなぁ
ラゴス:心配しなくてもいいんだよ母さん
荷物の確認をすませ夕食を待つ
ボレアス:なぁ本当に行くのか
ラゴス:うん、決めたことだもう曲げないよ
ボレアス:父さん心配だよお前が死んでしまわないかとな
ラゴス:大丈夫、そんな危険には合わないよ
シルフィ:ご飯出来ましたよー
家で食べることはもうしばらくは無いだろう、おそらく1年くらいでは帰れると思うけど。
ボレアス:応援してるからでかくなって帰ってこいよ
シルフィ:ちゃんとした生活はしてね~
ラゴス:行ってきます
ガチャ
バタン
ボレアス:行ってしまったな……なぁ
シルフィ:なんですか?
ボレアス:これで良かったのか?
シルフィ:ええ
ボレアス:あいつは同種を見つけられんだろう?もう存在しないのだから
シルフィ:でも、それよりも大切なものを見つけられるはずよ
ボレアス:真実を教えないのか?
シルフィ:彼自身で見つけられるはずよ
ボレアス:そうか
シルフィ:とにかく無事でいてほしいと、そう願っているわ
ボレアス:うむ
果実のような香りを運んでいる風。生命の息吹を運ぶ風。その中を俺はぐんぐんと進んでいく。
ラゴス
この物語の主人公、竜人の仲間を、探す旅に出る
ビース
ラゴスの友達、獣人
シルフィ
ラゴスの母親?ラゴスの旅出を心配しているがなにか隠している模様
ボレアス
ラゴスの父親?ラゴスの旅出を応援しているがなにか隠している模様