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憧れと共に

いつもご愛読ありがとうございます。

ウルは副店長ポジションとしてうまく補佐する人のイメージで書いてあげられたらいいな、と思います。


「《パン職人》?

なんだそれは!聞いたことないぞ!?」


みんな同じリアクションでそろそろうんざりしてきたな、、オレ以外に本当にパン職人いないのかな?。


さて、荒事もそろそろ終わらせないと。

お客様たちも待たせちゃいけないし。


「では、お引き取り願えますか?」


「いや、凍ってるから動けないんだけど」


「あ、そうか。

んじゃ、、ちょっと待ってろよ」


今度はさっきの逆で手から炎をだし、そのままです地面に熱を加え、氷を溶かす。

ジュワ、、、、。

よし、こんなもんだろう。なまじ炎を出しすぎて火事になると困るからな。


「ひっ、ひい、、なんなんだよ、あいつ!」

「逃げろ!」

「死にたくない、助けてくれぇ!!」

貴族の取り巻きたちはみんな一斉に逃げ出す。


「お、おい!置いていくな!」


ザッ、、

「ひっ!!?」

貴族に近付き、念を押す。


「ではお客様、お引き取りを」


「はっ、はいいいいいい!!!」

バタバタと最後一人取り残された貴族がかけ去っていく。

まあこれでよかったかな。

誰もケガや被害なかったし。

「ウルごめんな。

さ、続きやろうか。

お客様を待たせちゃったし、忙しくなるだろうから頼むよ」


「は、はい、わかりました!」


ウルは憧れを見た。

知性と勇猛さ、実力者としての姿に猛烈に憧れた。自分にはない、強さをもつこの人の元で働ける、自分がさらに成長出来る。

その期待に胸が高鳴る。その高鳴りを彼は今まで知らなかった、だからこそ、より高鳴りの原因となっている目の前の人についていきたいと改めて強く思ったのだった。


ショーニの元で約10年、修行してきたが日々が最近マンネリ化していた。結果は出るし、足りないものがないと感じていた彼は刺激や新しい発見に飢えていたからだ。

そんなある日「彼」に出会う。

《パン職人》と名乗る男に。

驚いたのは能力の高さ。考えもつかなかった発想やそれを用いた知略、あらゆる魔法を使いこなす魔力、高い身体能力、そして嫌味のない人格者。傑物と呼ばれるにふさわしい。

そんな彼と働けるならこんなに自分にプラスになることはない。

人間的に敵を作ることもなく、誰にでも平等な事にも素直に憧れた。


そう考えていた中、諸侯会議の手伝いをすることになった。具体的にどうするのか、など話し合い、指導され感激したその想いは爆発し、


「商会やめます、お世話になりました」


と衝撃的な展開になるのであった。

ショーニはもちろん周囲の人間たちは驚く。

なぜこんなことに、と。

それだけ、コムギに心酔してしまったのだと気付くまで相当な時間を要した。

そして今。

それが間違いじゃなかったと確信したウルは、さらに頑張ろうと誓ったのだった。

さあ、、忙しくなるぞ!


「いらっしゃいませ!人気の魔物パン『メロンパン』はいかがですか?」


彼は爽やかな笑顔で彼のとなりに立てる喜びと共にハツラツとした声で再び店頭に立った。

紹介して欲しいパン、オススメのパン、ご指摘アドバイスなども、ございましたら感想欄で教えてくださいね!


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