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次元を越える高校生  作者: 白崎 仁
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第七話 入試前の一悶着

俺は受験票をもらいにグラデント学園へ向かった。


俺は到着すると同時に口を大きく開けて驚いた。

校舎が予想以上にでかかったのだ。さすが貴族が通うだけある。


(おっと、こんなことしてる場合じゃなかった。)


俺は迷いながらも無事に受付にたどり着く。

簡単な個人情報を書いて受験票をもらったら今日やることは終わりだ。このまま学校にいても特にすることはないので、宿をとって休むことにした。そういえば王都に入ってから、人に見られるのだが気にしないでおこう。


宿では一番安い部屋をとって、昼食を食べた。森の中ではまともな食事を食べてなかったので、とても美味しく感じた。


昼食を食べてからは暇なので、街の中を散歩した。

俺が気持ちよく散歩していると、


「おい!お前!」


誰かを呼んでるような声が聞こえたが、無視する。


「おい!お前だよ!」


肩を掴まれた。俺は条件反射で肩にある手を掴み、勢いをつけて投げ飛ばす。


(あっ、やべ。)


気づいた時には遅かった。


ガッシャーン!!!


「おい!てめぇ何してんだ!」


「大丈夫ですか!!」


どうやら3人組だったようで、1人は俺に掴みかかり、1人は投げ飛ばしたやつを助けにいった。


「いや、悪い。つい条件反射で投げちまった。すまん。」


俺は心から謝った。が、


「はぁーー!?許すわけねーだろ!あの方が誰か分かってんのか?アールスト家の長男のグレイ様だぞ!お前のような平民なんかが到底及ばない方なんだぞ!」


すごい剣幕で話してくる。自分のことでもないのに。

虎の威を借る何とやらだな。


『ふわぁぁぁー。何かあったの?』


こいつ、今まで話しかけてこないと思ったら寝てたのか。


『いや、ちょっと厄介ごとに巻き込まれた。』


『あんまりやりすぎないでね。ハジメ強いから。』


『まあ、本気ではやらんから大丈夫だ。』


「おい!聞いてんのかよ!」


(おっと、ついエリムと話し込んでしまった。)


すると、


「アラン、そこをどけ。俺がその平民ヤローに分からしてやる。誰が上かってことをな!」


そう言うとグレイとかいうやつは剣を抜いて突進してきた。とてつもなく遅いスピードで。俺はその剣を余裕で避けた。


「おい!てめー、避けてんじゃねーよ!」


何言ってんだこいつ。あんなの、避けてくださいって言ってるようなもんだろ。


「無視か?いい度胸だな!」


再び斬りかかろうとしてきたところで取り巻き2人に止められていた。


「グレイ様!ここは街中です!怒る気持ちも分かりますが、やつは明日の入試を受けるようなので、その時にボコボコにしてください!」


「そうです!グレイ様!今は気持ちを抑えてください!」


「くっ、そうだな。今はやめておこう。貴様!明日は覚えておけよ!」


そう言うと3人組は街の奥に消えていった。てか、何で俺は絡まれたんだろう。あいつらも入試を受けるらしいから、明日にでも聞くか。


一悶着終えたらもう夕方になっていた。

とりあえず疲れたので今日はもう宿に戻ることにしよう。

そうして俺は宿に帰った。












連載7回目!

今自分的にとても好調です!アイデアがどんどん浮かんできます!でも文章を書く力が、、、。その力を上げるためにもどんどん投稿していくので応援よろしくお願いします!!

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