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次元を越える高校生  作者: 白崎 仁
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第五話 三年間の修行

「それで具体的に今から何をやればいいんだ?」


学校の試験に合格するにはそれなりの力をつけないとダメらしいからな。まあ強くなっといて損はないし。


「そうだね、まずは僕があげた力を制御できるようになろうか。」


そうして俺はエリムの指導のもと、様々な修行を行った。

そしてあっという間に3年が過ぎていった。



■ ■ ■



「ヴァァァァァ!!」


ワイルドボアか、、、。剣でいけるな。


俺は木の上から狙いを定め、一気に距離を詰める。

ヤツはまだ気づかない。そして俺は勢いのままに叩っ斬る。ワイルドボアは一撃で真っ二つになった。


「ふー。」


こっちにきて早3年。なかなかにきつい修行を乗り越え、とうとう試験前日を迎えた。


(長かったなー。この3年本当に頑張った!俺!)


まあ厳密に言えば3年ではなく2年と8ヶ月ぐらいなのだがな。それでもほぼ3年だろう。


「おーい、ハジメーー。」


エリムがこっちに飛んでくる。そろそろ出発の時間だから呼びに来てくれたみたいだ。


「もう時間か。ありがとな。」


「うん!さっそく王都に行くよ〜。もちろん走ってね?」


「まあ、だろうな。今更驚かねーわ。そうと決まったら早く行かないとな。」


「あ、その前に。ちょっとそこに立ってくれない?」


「こうか?」


「うん、そこにいてね。いくよーー!!」


その瞬間、エリムは俺をめがけて突進してきた。


「うわっ!危ない!」


目をつぶりとっさに手を伸ばす。が、手には何も当たらない。おそるおそる目を開けると、エリムの姿はどこにもなかった。


「おい、エリム?どこ行ったんだよー。」


『ここだよー。』


声は聞こえるが、姿は見えない。というか、耳から聞こえてる気がしない。試しに耳を塞いでみる。


「おーい、エリムー?」


『なにーー?』


やっぱり聞こえる。ということは、、、


「お前、俺の中に入ったろ。」


『あ、バレた?』


こいつはどういう原理か分からんが、俺の中に心の中に入ってるみたいだ。自分でも何言ってるか分からん。


『あ、ちなみに僕とは実際に喋らなくても、心の中で思うだけで会話できるから。』


『あー、あー。こんな感じか?』


『そうそう、それでいいよ。じゃあ早速行こうか。』


そうして、俺は試験を受けるため王都へ向かった。









連載5回目!

構想は大分出来上がってるのですが、文章にするとなるとなかなか難しいですね〜。でも、これからも精一杯頑張っていくので応援よろしくお願いします!

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