表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
次元を越える高校生  作者: 白崎 仁
4/27

第四話 小さくなった

「ーーーい」


どこからか声が聞こえる。これは俺を呼んでいるのか。


「ーーメー だいーーうー?」


そもそも俺は何してたんだっけ?頭が混乱している。


「おーいってばー、大丈夫?」


「はっ!」


目が覚める。そうだった、俺は別の世界へ渡ってきたんだった。辺りを見回すと、ここが森の中ということが分かった。ついでにエリムも見つけた。


「ハジメ、大丈夫?まだ頭が混乱してる?」


どうやら心配してくれてるようだ。


「いや、もう大丈夫だ。心配かけたな。」


「そう?よかった〜。」


その会話の途中に俺は一つおかしなことに気づいた。エリムと話してる時にちらっと見えた自分の足が短くなった気がするのだ。というか、よく見ると体自体がいつもより小さくなっていることが分かった。


「なあエリム、俺なんか小さくなってないか?」


「ああ、そのことなんだけどね。たしかにハジメの体は少し小さくなってる。おそらくハジメが若くなったんだよ。」


「若くなった?なんでだ?」


「多分ゲートを作った時に次元を操る能力だけじゃなくて、一緒にあげた時間を操る能力も使っちゃったんだと思う。これはちゃんと説明してなかった僕のせいでもあるんだけどね。」


「そうなのか。この感じだと大体10歳ぐらいだな。能力で戻してみるか。」


「待って!逆に若返って良かったかもしれないよ。君にはこの世界の学校に行ってもらおうと思ってたからね。」


学校か、、、。この世界にもやっぱりあるんだな。向こうの世界とどう違うのか、楽しみだな。でもあんな事があった後だから不安もある。


「この世界の学校は初等部、中等部、高等部に分かれてて、初等部は金持ちの貴族の子供が通ってるんだ。だから基本はみんな中等部からの入学なんだ。それで中等部は13歳から試験を受けられるから、今のままなら3年ここで修行が出来るから合格する確率が上がるんだよ。」


なるほどな。それならこのままでいいか。せっかく受けたのに不合格というのは嫌だからな。


「分かった、じゃあそうしよう。」


俺は若くなったことに違和感を抱きつつ、学校に期待と不安を覚えるのだった。







連載4回目!

着々と話数を増やしております。明日も精一杯頑張って投稿していくので応援よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ