表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
次元を越える高校生  作者: 白崎 仁
23/27

第二十三話 アラン

「はあぁぁぁぁ!!!」


「うおぉぉぉぉ!!!」


俺とネロの戦いは激しくなっていた。


俺はほぼ気力で戦っていたが、どんどんネロを押していた。


「くっ、仕方ない。」


ネロは異能力を発動した。


(きた!)


ここでもう一つの仮説を確かめる。


俺は発動したネロの異能力を奪った。


「な、なぜ発動しない!?」


(予想通りだ。)


俺の異能力は魔法だけでなく、異能力までも奪えてしまうんじゃないか?そんな俺の仮説は正しかった。俺は奪ったネロの異能力を発動する。


「くらえっ!!」


風の刃がネロを襲う。


「なぜお前が使えるんだ!!」


「俺の異能力さ。」


そして俺はより優勢になった。


ネロは剣技で対応するが、さすがに自分の異能力への対応は出来ていないようだった。


「ありがとな、ネロ。」


「何だ、急に。」


「お前がいなければ、俺は自分の異能力の本当の力に気づけなかった。お前のおかげだ。」


「ふっ、俺もまさか自分の異能力でやられるとはな。思ってもいなかったぞ。...悔いはない。ひと思いにやれ。」


「ああ、そうさせてもらう。」


そして俺はネロを斬った。


心なしかネロは笑っていた。


ネロを斬った直後、俺も倒れる。

戦いが終わって、気力がなくなったみたいだ。


(俺もまだまだだな。)


俺は少し休むことにした。


■ ■ ■


(アラン、大丈夫か。)


俺はそんなことを考えながら走る。


ただひたすら目の前の敵を斬りながら。


少しの間、時間魔法が使えなかった時があったが、あれはアランのせいな気がする。


俺は道中、幹部的な奴に会ったが、瞬殺して走った。

時間魔法と次元魔法を使えば、それは簡単にできた。


そして俺は広い部屋に出た。


先に道はない。おそらく最後の部屋だろう。


「よく来たな、少年よ。」


「お前が邪神教の教祖か。」


「いかにも私がそうだ。このタイミングで来たということは王女を助けに来たのかな?」


「ああ、その通りだ。返してもらうぞ。」


「残念だが、それは無理だ。」


「なんでだ?」


「王女はもう返したからな。」


「はっ?」


「私が用があるのは王女ではない。君だよ、ハジメ君。」

















連載23回目!

みなさん楽しんで頂けてるでしょうか。もし、楽しんで頂けたのなら幸いです。

これからも頑張るので、応援よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ