第二十一話 誘拐事件
シーナが邪神教に誘拐された。
俺のせいかもしれない。最近俺が情報を集めてたから、間接的にシーナを狙ったのかも、と思っていたら、
「シーナ様はこの国の王女だ。もしかしたら陛下に何か要求があるのかもしれない。」
アランが焦りながらそう言う。アランの言う通りかもしれない。かといって、相手の出方を待つ訳がない。
「アラン、助けるぞ。」
「言われなくてもそのつもりだ。」
こうして俺とアランはシーナ救出作戦を始めるのだった。
■ ■ ■
アランがアジト探しは任せろと言ったので待っていると、アランはものの数分でアジトの場所を見つけてきた。
どうやら何でも知ってる情報屋が知り合いにいるらしい。
アジトが分かったのでその近くまで次元魔法で繋げて、アジトに向かった。
「はぁぁぁぁぁ!!!」
「なっ!誰だお前ら!」
「おらぁぁ!」
「くっ、侵入者だ!!」
アジトに到着した俺たちは正面突破で進んでいく。
俺は時間魔法と次元魔法を使って、アランは異能力を使って邪神教の連中を次々と倒していく。
だが、ある部屋に着いた時、
「待て、少年たちよ。」
「うるさい!どけぇぇ!!」
アランが一人の男に斬りかかるが、あっさりとその剣は止められた。
「なっ!?」
「そう急ぐでない。君たちは一体何をしにきたんだ?」
「お前たちが攫った人を助けにきたんだよ!」
「ほう、王女をか。だが、ここに来るということはそれなりの覚悟を決めてきたんだろうな?ここじゃ、いつ死んだっておかしくない。それを承知で来たんだな?」
「ああ、そのつもりだ。俺は彼女に一生仕えるって決めたんだ。だから、覚悟ならとうの昔にしている!」
アランはそう言い放つ。
「そうか、ならこちらも本気で行かねば無礼だな。」
「ハジメ!お前は先に行け!!」
「だけど...」
「早く!」
「...すまない。」
「ほう、なぜ彼を先に行かせた?」
「あいつは俺より強いんでね。この先、お前より強い奴が来るだろうからな。シーナ様が助かる確率を上げただけだ。」
「ふっ、君は本物の騎士だな。少年、名前は?」
「アラン=リングウェルだ。」
「そうか。私はネロ=オスカーだ。行くぞ!アラン!」
「来いっ!!」
アランとネロの戦いが幕を開けた。
連載21回目!
もうそろそろ物語も終わりです。どうか最後まで見てください!これからも頑張るので、応援よろしくお願いします!




