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次元を越える高校生  作者: 白崎 仁
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第十三話 王女の苦悩

3月24日 晴れ


私はこの国の王のもとに生まれた王女だ。


生まれてからずっと王女として周りからチヤホヤされてきた。そんな、人を身分でしか見ない人が昔から嫌いだった。


私に求婚してくる人たちもそうだ。全員、王女という身分と顔という外見だけで惚れてくる。それがダメとは言わないけど、私はもっと内面を見てほしい。


そういう人たちが嫌いだから、私は同世代の人には友好的に接するようにしている。でも、みんな私が王女だから遠慮して全然話してくれない。それがとても寂しい。


今回入学しようとしてる学校も初等部があったが、初等部は実力で入るわけではない。初等部も昇級試験として入学試験を受けるけど、アドバンテージがあるから公平じゃない。だから無理言って、中等部から入ることにした。


そんな入学試験で出会った一人の男の子。私と同い年なのにどこか大人びてる、そんな印象だった。


私は彼にも友好的に接した。すると、彼は同じように接してくれたのだ。彼はとっては普通のことなのかもしれないが、私はそれがとてつもなく嬉しかった。


模擬戦では彼のとんでもない実力を見た。時間魔法という聞いたこともない魔法を使って勝ったと言うのだ。純粋に彼に興味が湧いた。彼はハジメくんと言うらしい。私も彼も受かってるといいな。


ハジメくんとは合格発表の時にも会った。受かってるか分からなかったが、無事二人とも合格していた。しかもハジメくんは満点というすごい成績だった。対する私は座学が微妙だった。もう少し高かったらなぁ。


学校の最初のクラス分けは入学試験の成績順だ。だから彼とは同じクラスになれるだろう。今から学校が楽しみだ。

また彼に会いたいな。来週の入学式まで何をしよう。















連載13回目!

今回はシルヴェスタ王国の王女シーナのことを書いてみました。王女様にも色々あるみたいです。さて、今回はどうだったでしょうか。面白いと思っていただけたら嬉しいです!これからも頑張るので王女よろしくお願いします!

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