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3話 現状確認とこれから

「うっ……ここは……?」


 目を覚ますと辺り一面に広がる草原が見に飛び込んできた。

 遠くの方には牛のような生物がチラホラ。

 あれが本当に牛なのかは分からないが……


「取り敢えずここが異世界なのか?」


 独り言ちるも返事など当然返ってくるはずもなくただ俺の呟きが流れただけだった。

 まぁ、考えてもわからないことは仕方ないよね、諦めよう。


「そういや、ステータスがあるって言ってたな……」


 確か最後にステータスがあると言っていたはずなのでそれを確認しよう。

 自分の力が分からないようだといざと言う時に戦えないかもだからな。


「ひとまず、言われた通りに……ステータスオープン!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

name「ハルト ニイザキ」

Lv 1

種族【ヒューマン】


HP:50

MP:30


STR:8

DEX:8

AGl:8

INT:8

LUK:100

ATK:10

DEF:10


異能

【神眼】【思想世界(ソート・ワールド)


スキル

【剣術 Lv1】【計算 Lv7】【異言語マスター】

【鑑定】【偽装】


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 おぉ?

 これはどうなんだ?

 分からんな、順番に確認していくか


 名前は当然、新崎(にいざき) 晴斗(はると)で合ってるな。

 こっちだと名前の後に姓が来る感じなのか。

 見た感じだとこの世界はレベルがあってレベルが上がる事にステータスも上昇するって感じか。

 Lv1は雑魚レベルなんだろう、頑張って上げねば。

 次に、種族だな。

 これもまぁ、人間ってことで【ヒューマン】なら間違ってないな。


 さらにさらに、HPとMPだな。

 まぁ、ゲームとかで知ってるから分からないなんてことはないんだが、命を数値化するってなんか違和感があるんだが。


 そんで、その他の数字なんだが、LUKって運の事だよな。運が100ってこれはどうなんだ?

 他も含めて最高がどのくらいなのかわからんからなんとも言えない数字だな。


 で、次に異能か……

 多分アルスがくれたのは【神眼】ってやつなんだろうな……

 そうじゃなかったらあの時目が痛くなる必要はなかった訳だし。

 となると【思想世界】ってなんだろうな。

 わからんから飛ばそ、まぁ【神眼】についても分からねぇことばっかりだけどな。次。


 最後にスキルね。

 まぁ、こいつらに関しては見ればわかるってやつが多いな。なんであるのか分からないやつはあるけど。


 剣術は、昔俺が剣道に通ってた時期があったからあるんだろう。

 計算は学生だったからか。向こうの世界での高校生レベルの教育でこっちの世界だと、スキルレベル7相当になるってことは、この世界ではあまり文明が進んでいないのかもしれない。


 異言語マスターってそもそも何だ。異言語をマスターしたのか?

 アイ ワズ ベリー イン トラブルド。

 (私、とっても困ってます。)

 英語だが、合ってるか分かんねぇな。俺、英語苦手だったんだよなぁ。


 鑑定は読んで字のごとくだろうな。

 ていうか鑑定使ったら分からないスキルやら異能やらの能力が分かるんじゃねぇか?

このスキルがどのくらいレアなのか分からないが、持ってるだけでそれなりに他者へのアドバンテージになるんじゃなかろうか?


 最後に偽装だな。

 これも字のごとく何かを隠すスキルっぽいな。

 【神眼】とかいう特殊そうな異能を手に入れてしまった以上は、誰かに鑑定されて注目されるのもできるだけ避けたいところ。

 このスキルは素直に有難いな。


 じゃあ鑑定使って分からなかった異能とかスキルとか調べてみるか。


【神眼】

【一之瞳】???

【二之瞳】???

【三之瞳】強欲眼

【四之瞳】???

【五之瞳】???

【六之瞳】???

【七之瞳】???

【八之瞳】???


 ほぉ……

 なんというか不明な所が多いな。

 ちなみに強欲眼の能力はこれだった。


【三之瞳】強欲眼(アウァリティア)

相手と5秒以上目を合わせることで相手のステータスを奪うことができる


 なにこれチートかよ……

 ステータスが奪えるってことはレベルとは関係なしに強くなれるってことだろ?

 Lv1でステータスカンストとかも出来るのでは?

 まぁ、そんな時間ねぇから短時間で強くなって静奈たちを助けに行くんだがな。

 そんで、【思想世界】だな。


思想世界(ソート・ワールド)

自身の一番印象深いものを心器として具現化させることができる。


 これは実際に使ってみないと分からないものだな。要するに自分だけの武器とかそういう類かね。まぁ、後で使ってみよう。

 異言語マスター調べよう


【異言語マスター】

異世界から来た者だけがもつスキル。

この世界の言語に完全に対応することが出来る。


 つまりは便利系と。

 完全にってのがどの程度なのかは分からないが、少なくとも人間が喋る言語くらいは理解できるのだろう。

 言語を覚えなくていいのは楽でいいな。

 取り敢えずステータスはこんなもんか……

 この世界に魔物とかが存在するのかは知らないが、出会ったら強欲眼でステータス奪っていこう。


 忘れないうちに【思想世界】使っておくか。

 心器とやらが何かは分からないが、できれば使えそうな武器が具現化されてくれると助かるんだが……


「【思想世界(ソート・ワールド)】」


 俺が能力の名前を唱えた瞬間目の前の空間が歪みビリビリと肌で感じられる量のエネルギーが放出された。

 その歪みはだんだんと大きくなり、黒い穴の様に広がった。

 そこから変化が無くなったのでこの穴に手を入れろと、そういうことなんだろうか……


「鬼が出るか蛇が出るか……」


 俺は恐る恐る穴の中に手を差し入れた。

 指先にコツンと何かが当たる感触を感じ、それを握って手を引き抜いた。

 全体的に黒色の柄、鍔、鞘。

 反りのある独特な形をした武器……

 俺が握っていたものはなんと日本刀だった。


 確かに剣道をやっていたが、それで日本刀ってのはどういうことだ?

 普通に両刃の剣でも良かっただろうに。

 まさか俺が日本人だからとかそんなことをないよな…?ないと信じたいが……


 まぁ、取り敢えず鑑定だな。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

銘『霊刀(れいとう)神威(かむい)

種類【刀】

属性【炎】


かつて世界を創ったとされる3代神の初代が死んだ後その骨や力を刀に変化させて出来たのがこの神威。

その猛威は振る者に左右されるが使用者が強ければ強い程、多くの力を発揮する。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 とんでもねぇな……

 今日からこいつが俺の相棒になるのか。

 しっかりと使えるように練習していかないとな……


 そろそろこの辺でやれることも無くなってきたし、魔物を探しながら人がいるところを目指そう。


ステータスとかの表記について分からないことなどがあればコメントで教えてください。


少しだけ書き直しました。


面白いと思って頂ければ評価やブックマーク、感想の方よろしくお願いします。

誤字などありましたら教えていただけると幸いです。

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