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15話 休息

遅くなってすいません!!!!

 ギルドに向かい、シーナさんに魔物達はどうにかなりそうだということを伝えてから、俺は宿に向かった。

 シーナさんに頭のドラゴンのことを聞かれたがこちらも拾ったと誤魔化した。


 そんなこんなで宿に戻ってベッドに飛び込む。

 ドラゴンは頭に乗って休んでいたので、少し体力が回復したのかパタパタと飛んで枕元に着地した。


「キュイ!」

《では、そろそろ私のステータスでも見せるとするかな》


「いや、今は別に鳴かなくていいから……」


《そうなのか……まぁよい、見せよう》


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


name「磁龍『ウロボロス』」

Lv 150

種族【龍種】


HP:70,000,000

MP:2,009,673


STR:12,046,249

DEX:10,304,759

AGl:15,724,873

INT:9,319,797

LUK:500

ATK:20,434,179

DEF:10,246,043


スキル

【龍魔法】【質量変化】【言語理解】【念話】

【磁力操作】


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 ……おぉう。

 文字通り桁違いの強さだな……

 つか、俺、これによく勝てたな。有り得んくらい強いじゃねぇか……


《どうよ?私のステータスを見た感想は》


「いや、普通に強いな……」


 正直、もう一度科学技術無しで戦えって言われても勝てねぇと思うくらいには強い。

 ん?俺の強みって科学技術だけ……?


 いや!そんなことないはず!強くなってるはずなんだよ!実際、結構レベルも上がってるし!

 なんなら、レベルが2倍以上もあるくせに、俺と圧倒的ってくらいにステータス差がある訳じゃないこいつはそんなに強くないまであるぞ!?


 それだとこいつに負けそうになってた俺はもっと弱いじゃねぇかって?うるせぇな!


「まぁ、いくつか聞きたいことがあるんだがいいか?」


《なんぞ?なんでも聞いてくれて構わんよ?》


「まずはこの【龍魔法】ってやつだな」


 これな……でもこいつこれ以外魔法ないから戦った時に使ってた各属性の魔法、あれがそうなんだろうか?


《それはな、龍種だけが使える特殊な魔法のことだ。自分の苦手属性以外なら基本、どんな属性でも使える》


 は?強くね?

 基本属性で、火魔法以外は使えてたってことはこいつの苦手属性は火ってことでいいのか?

 いやいや、それでも強すぎるだろ……


「龍魔法が強いということは分かった。次だ。【言語理解】ってなんだ?お前が喋れてることと関係があるのか?」


《そうだなぁ……貴様……これから行動を共にするのに、いつまでも“貴様”では良くないな……これからは“(あるじ)”と呼ばせてもらうぞ、一応私が負けた訳だからな。それで、主は今、私が()()()()()と勘違いしているようだが、これはもうひとつのスキル、【念話】を使用してる故、実際には言葉を発している訳じゃないんだ。元々【言語理解】で、言葉は理解していたからそれを念話で伝えているのだ》


 ほぉ、説明が長い……

 んで、なんで俺がお前の主にならないといけないんだよ……いやね、勝ったよ?確かに勝って、お前を連れてる訳なんだけどさ……

 自分よりも全然強い奴がさ、自分のこと主とか呼んでくんのって、意外と怖いからね!?


「へ、へぇ……てことは今話してると思ってるコレは念話であって、別に声を発してるわけじゃないから人がいるとこで使ってもバレないのか?」


《そうだなぁ……主の事を傍から見たら、無言で見つめてくるドラゴンに話しかけるヤバい人になるのぉ……》


 うっわ、恥ずかしい……

 それはどうすれば改善出来るだろうか……

 いっその事こいつと喋らないっていう手もあるが、それだと色々不便なんだよなぁ……


「それって何とかならねぇの?」


 俺がそう聞くと、ドラゴンは少しの間考えたあと


《主も【念話】が使えればいいんだが……》


 と、答えた。

 【念話】ねぇ……普通に覚えられるスキルなのか?

 いや、魔物から奪った方が早いか……


「【念話】を持ってる魔物とか知らん?」


 なんかそういうことに詳しそうなドラゴンにそう聞いてみると


《狐の見た目をしてる魔物は、よく【念話】を持っていた気がする》


 そんな有益な情報をくれた。


「狐の魔物がどこにいるか分かるか?」


《あぁ、知っとるぞ》


「じゃあそこに明日連れてってくれ」


《りょーかい》


 これで【念話】を持った魔物に遭遇出来れば【念話】をゲット出来るな。


「よろしく頼むな」


 俺はそうドラゴンに言った。

 ……いつまでも“ドラゴン”って呼ぶのもどうかと思ってたんだよなぁ……

 なんか呼びやすい名前でも付ければいいんだが、こいつ一応『ウロボロス』っていう名前?なのかどうか知らんけど付いてんだよな。


「なぁ、お前ってなんか呼びやすい名前とかないの?ニックネーム的な」


 考えても分からないので取り敢えずドラゴンに聞いてみる。


《私には“ウロボロス”という立派な名があるじゃないか》


 なんでそんなドヤ顔なんだよ。腹立つな

 確かに立派だとは思うけど長いんだよなぁ……


「だから、もっと短いさ、呼びやすい感じの名前だよ、ないの?そういうの」


《うぅむ……私は“ウロボロス”以外の名で呼ばれたことがないな。そんなに言うなら主が名付けてくれれば良かろう》


 いやさ、それもそうなんだけど……

 ……俺ってネーミングセンスないんだよな。


「俺に決めさせると『ポチ』とか『ウロ』とかそんな適当っていうかなんていうか、なんかそんな感じのやつになるぞ?いいのか?」


《それは……ふぅむ……》


 な?ネーミングセンスないだろ?(涙)

 俺だってな、お前にいい名前を付けてやりてぇよ……

 でもな、才能がねぇんだよ!!


「あ、ウロボロスのロだけ抜いて、『ウボス』とかどうよ?」


 これは結構いいんじゃね?

 俺の中でもなんかスって心の中に入ってくる名前してるよ、これ。


《いや……それはちょっと……》


 あんましお気に召さなかったようだ。

 うーん……


「お前って磁龍だったよな?」


《おぉ、いかにも。私は磁龍だ》


 磁龍『ウロボロス』ねぇ……

 磁龍……じりゅう……ウロボロス……うす?うーん……りゅうす?りゅーす……リュース?あー、これいいかもな。うん。


「お前の名前、『リュース』ってのはどうだ?」


《おぉ!まともな名前だな!……いや、いい名前だと思うぞ!それにしよう!な!な!》


「お、おう。じゃあ今日からお前はリュースな。」


 ドラゴン、もといリュースが凄い押しだったので、ドラゴンの名前はリュースに決定した。


《あぁ!私はこれからリュースだ!》


 なんか訳分からんくらいテンション上がってるリュースはほっといて、俺はラフな格好に着替える。


「おーい、リュース。そろそろ寝るから落ち着け」


《ハッ!私としたことが……ついテンションが上がってしまった。》


 俺が声をかけると、ハットしたように我に返って落ち着き始めた。


「じゃあ明かり消すぞ」


 説明をしてなかったが、この世界はなんか魔法的なアレで、スイッチひとつで明かりをつけたり消したりできる。

 現代の証明の、電気の代わりに魔力使ってる版とでも思ってくれればいい。


 俺は壁際に手を伸ばしスイッチを押す。

 同時に辺りは暗くなる


「おやすみ。明日は【念話】持ちの所に案内頼むな。」


《あぁ、おやすみ。任せてくれ》


 そう言葉を交わして直ぐに、俺の意識は遠のいて行った

すいません。

少しだけリアルが忙しいので、更新ペースが落ちると思うんですけど、2週間に1本はあげたいと思ってるのでこれからも読み続けて頂けると幸いです。


ドラゴンにリュースという名前が付きました。

次からはちょっとしたサイドストーリー的なものを書いてから本編を書くので、そこら辺も楽しんで貰えるように頑張ります。


もし面白いと思って頂ければ、評価やブックマークの方、よろしくお願いします

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