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第7話 兄(大臣)の戦略

「──よくわかりませんけど、今のは宣戦布告と受け取っていいんですね。」


「ちょっと待ってください!」


待ちません、国王がこんなクズだとは思わんかった。国民には罪はないけど、とりあえず戦争を始めよう。


「悪いけど、王(,)朝(,)には滅んでもらいます。」



「それは元冒険者として、許せないね。」


「ああ、でも国民には罪はないから、こんな戦略を提案したい。」


そう言って俺はその戦略が書かれた紙を差し出した。


「──これはいいね。魔王っぽくないけど。


「ほっとけ。人間の大臣が虐殺とかをさせるわけねえだろ。俺はシラと違って人間をやめてないからな。」


シラは種族変化の魔法を使って、魔法への適正が高い魔族になっている。シュバリエが言ってた。


「よーし、我が配下の魔物共!次の戦いの戦略を発表する!」

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