表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
挙止進進に異世界旅譚  作者: すみつぼ
48/150

3-30 その後のヴェルケス

 夜、ささやかだがギルドの広間で宴会が開かれた。関係者だけの小さな宴会だが、進言成功と言質確保、全員生還を祝った。貴族は中央区で事情聴取で缶詰めなので、ルフツ士爵はいない。


 リューア伯爵の正体には箝口令が敷かれ、俺、テラスにビビ、マリアにアーノさん、ケセト氏と詳しい話は出来なかった。そして件のリューア伯爵は、ケルト家反目として処断されたという事になった。

「約束が果たせた。今日は飲もう!」

「そうですね、ケセトさん。」


 ゴブレットに注がれたワインをがぶ飲みするケセト氏。夫人も寄り添っていた。


「ボロボロになって帰って来ましたが、ソーイチさんに助けられたと聞いています。主人を助けて頂き、本当にありがとうございます。」

「いえ、私もケセトさんには助けられましたから、お互い様です。此方こそありがとうございました。」

 お互いに感謝の礼をする。

 辛い時期を過ごしたケセト夫人。貴族の復権より、ケセト氏の生存が第一と言っていた。二人の愛を感じる。


 良いよね、こういうの。


「これからどうなると思いますか?」

「中央区のロイド伯爵次第だな。」


 ロイド男爵。今は仮伯爵。ケルト領主の息子。イケメン。リューア伯爵は妾の子と言っていたが、能力が高いから息子に認定されたのだろう。期待するしかない。


「お肉追加よ!どんどん食べて!ビビさんには別皿あるから!」

 マリアは料理を振る舞っていた。肉は俺が提供している。ビビの食欲も考えた結果だ。無限保管の肉を全部出してしまった。今度狩りに行って補充せねば。

「ところでさ、あんた、能力は生産系じゃなかったの?凄く強く見えたけど?」

「気のせいだ。」

「チート?」

「気にすんな。」


 背中ペチペチは可愛いぞ。


「むぅ、ま、良いわ。今日はお祝いだし、しっかり食べてね。」

 マリアは上機嫌に厨房に戻る。


 テラスはギルドの女性陣に可愛がれ、ビビは男性陣に混ざり、大食い競争を始めていた。バタバタと倒れる男性陣。ビビの圧勝は予想容易い。


「飲んでるかい?」

「はい、楽しんでますよ。」

 アーノさんが話しかけてきた。

「あれから時間が経って冷静になったが、あんたには本当に辛い思いをさせてしまった。すまない。」

 リューア伯爵の挑発に闘いかな?

「良いんですよ。計画が成功したのですから。」

「私も相手があんなだとは思っていなかった。調査不足だね。」

 リューア伯爵が化物だったなんて知りもしないさ。仕方がない。

「今日は飲みましょう。お祝い事なんです。湿っぽい話は止めて、明るくいきましょう。」

「そう、だね。あんたは器がでかいね!」

 背中をバシバシと叩くアーノさん。マリアはやっぱりアーノさんの孫だと実感する。


「今日はどんどん飲みな!どんどん食べな!」

「「「おーー!!!」」


 アーノさんの発破に会場のボルテージか上がる。

 宴会は深夜まで行われた。





 ヴェルケスの動向が気になるので、旅の準備を揃えつつ、滞在延期をしていた。

 空いた時間に、懸念していた事を済ます。

 まずビビの状態。テラスは器の修復が必要と言っていた。やはりかなり無理をさせていた。小屋で休ませる。今は俺とテラス、ビビの3人でいる。


「治るか?」

「ビビをいっぱい愛してくれたら直ぐに治るよ。」

「いっぱい?」

「そう、いっぱい!」

 これは、いつも、の意味だろう。体力は回復しているが、やはり器はなかなかに治らないな。


「ビビ。」

「はい、何でしょうか?」

 抱き締める。

「あ、あの?」

「いつもありがとう。」

「・・・・・・・。」

 ビビが震えている。いや、泣いていた。頭を優しく撫で、励ます。テラスも抱きついてきた。

 暖かい。心が暖かい。染み込む。力が器の極彩色の蓮の華に集まるような感覚。

「暫くは滞在だから、一緒に行動しよう。今度また狩りに行こうか。」

「うん!」

「はい!」


 二人にキスをする。二人の求め方が激しかったが、今は無理だよ。


「な、な、な?!」


 マリアが来たから。


「人前でイチャラブするな!!」

「マリアも混ざる?」

 テラスさん?

「・・・・・・・・・!」

 マリアさん?あ、絶句してる。


 ビビには回復専念だ。沢山愛そう。間違ってもHの事ばかりじゃないからな。


 さて、

「いつまで呆けてる。」

 マリアに声をかける。

「あ、あ、あん、あ、ん。」

「テラスの言葉に動揺するな。それより聞きたい事があるから、落ち着け。」

「わ、わた、私はち、ちが・・・。」


 駄目だ。これは相当だ。


「テラス、お願い。」

「は~い。」


 マリアに抱きつくテラス。顔を真っ赤にしたマリアだが、テラスの抱擁に少しずつ落ち着いていく。


 暫くするとお互い抱き締める状態になり、マリアが平静になったのを確認する。


 テラスがマリアの頬にキスをする。

「マリア!大好き!」

 パタパタとビビの所に戻っていった。

 頬を覆いながら、テラスを見続ける。

「落ち着いたか?」

「えっ?あ?う、うん。大丈夫。」


 まだ顔が赤いが、こちらの言葉は聞いてくれるようだ。テラス、ありがとう。


「リューア伯爵の事だけど。」

「あ、うん。何?」


 リューア伯爵の発言に少し緊張したようだ。真顔に戻る。


「リューア伯爵を鑑定しただろ?しかも本質理解で。暗い霧を視た訳だし。身体は大丈夫かと思ってな。」

「あ、うん。大丈夫よ。視えた瞬間、胸に痛みを感じたけど、直ぐに逸らしたから大事ないわ。」


 そうか。


「テラス、マリアは大丈夫か?」

「うん、器は大丈夫だよ。」


 良かった。


 ビビは直接触れてしまったが、マリアはテラスの防御壁越しに視たからかもしれないな。


「何?どういう事?」


 説明をする。ビビにも聞いてもらう。俺とテラスの話。楔。痛みや器。全部話した。


「つまり、あの暗い何かが元凶なの?」

「そうだな。正体はさっぱりだが、この世界にもいるようだ。」

「あれに対抗して、退ける。だからソーイチ様は強いのですね。納得しました。」

 ビビは胸を抑えながら話す。

「テラスちゃんもわからないの?」

「うん、わからない。」

「多分、テラスの元が教えていないんだと思う。正体を知れば、危険にさらされるからとか言っていたし。」

「いやいや、今回も危険だったわ!」

「もっと危険になると考えれば、その考えもわかる。」


 白テラスはこの状況を見越したかもしれない。だが、これからは暗い何かの対策も考慮しなくてはいけない。


「ねぇ、旅辞めたら。平和が一番でしょ。」

「別に、あれを退治する旅ではないし。これから対策、準備もするさ。」


 そう、今回は何も対策していなかった。もし、次がある事を見越して、準備をしよう。


「私はソーイチと一緒。」

「私は、ソーイチ様とテラス様を守りたいです。」

「そんな訳だし、旅は続けるよ。まあ、マリアが無事で良かったよ。」

「そっか、・・・。」


 ん?マリア?


「なら、この街でしっかり準備しなさいよ。私も協力するからね!」

「あぁ、頼りにしてるよ。」

「任せて!」


 胸に拳を当てるマリア。その表情は自信満々だった。頼りにしよう。


 俺はビビに膝枕して、頭を撫でながら、今後の対策を考える事にした。





 ギルドマスタールーム。

 俺とアーノさんで話をする。

「で、話って?」

「はい、交易の事ですが。」


 俺はアーノさんにプレゼンする。

 1つ目は黒糖。クコ村の一大産業予定の黒糖の交易。現物を見せる。

「蜜を粉にしたのかい!?」

「はい、これで流通しやすいと思います。黒糖の仕入に金銭や雑貨、食料品、人材等色々出来ると思います。また、貴族の派遣も申請してますので、将来的にも有用になると思います。」

「成る程ね。なら、先ずは人材派遣と拠点作りだね。直ぐにやるよ。」

 即決か。マリアも驚愕していたからな。当たり前か。

 2つ目は肌油。油状とクリーム状の2つを出した。

「はは!これは凄い。今まで流通した物とは偉い違いだね!」

 原材料、作り方を詳しく説明する。これは誰でも作れるから、商品価値はそこまで高くならないはずだ。また、花の汁を入れて香りを付けるアイディアも言ってある。

「あと、ケルト領のヒルリー様が御愛用なので、交易には必ず入れて下さい。」

「侯爵家御用達か。市民用と分けた方が良いね。」

「因みにこれが、アーノさんの分です。」

 少し多めに譲渡する。

「何から何まで・・・。」

「ブランデーのお礼ですよ。」

「はっ!また仕入れてやるよ!」

「ご期待してます。」


 ドアノックから一人の男性が入ってくる。ロイド仮伯爵だった。


「急な訪問失礼するよ。話があってね。あぁ、ソーイチ君もいたかい。ちょうど良かった。」

「これはロイド伯爵。」

 俺とアーノさんは一礼する。

「さて、話なんだけど、アーノが言っていた自由交易や中央区解放、関税撤廃なんだけど、目処がついたよ。」

「そうですか!ありがとうございます!」

 満面の笑みを浮かべるアーノさん。

「そこでなんだけど、商工ギルドのマスターには譲爵される予定だ。栄誉士爵、アーノは栄誉女準男爵だ。」

 この展開は予定外だ。呆然とする俺とアーノさん。

「いや、待って下さい。いきなり譲爵と言われましても。」

「うん、そうだね。順に説明しよう。」


 説明を始めるロイド仮伯爵。


 市民の交易に統括を必要とする。その統括を貴族が行えば、円滑に進められると結論になった。また、市民区が貴族による統括で、市の恩恵も受ける形になる。

 それを踏まえれば、中央区解放も素早く行われ、流通が盛んになると予測がつく。

 関税の代わりに入市税が適用されるが、市民でも支払える額になるだろう。

 アーノさんが栄誉女準男爵なのは、ギルド統括者としてだ。ギルドマスターは一代限りの栄誉としてしかならないが、マスターになった者は必ず栄誉士爵となり、仕事に従事する。


「これが大前提なんですよ。受けてくれますね?」

 確かに貴族による統治なら、誰にも文句は言われない。他貴族からも反感出しづらい。

「仕事は変わりません。やり易くなるだけですよ。」

 ロイド仮伯爵は微笑む。貴族には貴族の考えもあるだろうが、メリットは多いな。

「わかりました。譲爵、慎んでお受けさせて頂きます。」

「わかりました。新太守が決まり次第、譲爵になりますので、姓を決めておいて下さい。おめでとうございます。」

「はい、ありがとうございます。」

 強ばるアーノさん。即決するのが格好いい。


「さて、ソーイチ君。君には少し私について来てもらうよ。」

「どちら、にですか?」

「中央区。」





 中央区、中心地砦居城。


「おぉ、ソーイチ!息災か?」

「フリード男爵様。ご無沙汰しております。」

 と言っても、あれから3日しか経ってないが。

「妻は連れておらんのか?」

「ただいま妻が療養中ですので。安静にさせています。」

「ああ、あの狼人だな。あれも素晴らしい女性だ!全快を祈ろう。」

「ありがとうございます。妻もよろこびます。」


 一通り挨拶が終わる。


 通された部屋は書斎。多分フリード男爵の仕事場だろう。飾り気なく質素だが、広々としている。


「さて、話をしましょうか。」

 ロイド仮伯爵が話を始める。

「フリード男爵は新太守任命に際、子爵に譲爵されます。」

 おぉ、出世だ!

「そこで、フリード男爵からのお話しですが。」


 あ、やな予感。


「ふむ、もう一度聞くが、私に仕えぬか?ソーイチよ。貴様のような有能な奴は、私は見過ごせん。」


 ですよね。どうやって断ろう。


 せっかくフリード男爵とは仲良くなれたし、もしかしたら、アーノさん達もフリード男爵の采配かもしれないし、・・・。


「くくく、断る言葉を探しておるか。私も貴様の心はわかっておる。理由を話せ。」

「は、はい!」


 やっぱり俺は顔に出るようだ。


「私達は旅をしております。一ヶ所に留まる事はしませんので、貴族の責任を果たせると思えないのですよ。」

「ふっ、なるほど、旅か。」

「その旅が、ヴェルケスの、そして出会いの切っ掛けならば、悪くはありませんね。」


 ロイド仮伯爵が俺のフォローをする。何故?


「貴族になりたくない、のではなく、貴族になれない。か。」


 腕を組み考えるフリード男爵。


「旅の目的は何だ?」

「観光、ですね。様々な品物や人種、歴史、建造物に興味があるのです。」

「ほっ!奇特な奴!」


 奇特って、酷い。


「でしたら、大使としてはいかがですか?これならば貴族の統制の仕事ではなく、交易が仕事になりますよ。」

 ロイド仮伯爵が進言する。


 大使。貴族御用達になるのか?後ろ楯は嬉しいな。


「・・・ふむ。」


 ん?なんか違和感感じた。何故だ?


「どうです?大使として王国、いや、大陸を旅してみては?無用なトラブルも回避出来ると思いますよ。」

 ロイド仮伯爵が微笑む。


 大使。観光大使かな?これならば貴族のゴタゴタにも巻き込まれにくいか。


「大使になれば、私にも気軽に会いに来れるしな。」

 フリード男爵も圧してきた。


 確かに、市民が貴族に会うのも許可が必要だし、大使なら身分証明にもなるか。


「貴族の交流は旅のアドバンテージになりますよ。」

 そうか?そうだな。確かに悪くないな。俺の目的は旅として、それが邪魔にならないのならないのなら、貴族の後ろ楯は悪くない。権力闘争にも加担しなくて済むし。


「わかり、ました。大使としてなら、お受け致します。」

「おぉ、そうか!」

「言質頂きました。では、ケルト領ケルト侯爵様代理ロイド伯爵より、ソーイチに任命を与える。」


 ん?何、この展開?


「ソーイチはこれより、栄誉男爵を譲爵、観光大使としてケルト領の発展に勤しむべし!」


 は?


「はっはっはっ!流石ロイド殿、口が上手い。」

「これも私の仕事ですから。あ、姓を考えて下さいね。」


 だ、だ、騙された・・・。


 今わかった違和感の正体。これ、キャッチセールスの基本じゃないか。下げて上げて、良点だけ言う。アーノさんの時からそうだ。話し方とか、微笑みとか、全部計算だ!やられた!


「私の部下ではないが、この際構わん!共にケルト領を発展させようではないか!はっはっはっ!」

「貴族も悪くありませんよ。メリットは多いに越した事はありません。あ、譲爵はフリード太守任命に合わせて行いますので。任命式には必ず出席するように。」

 したり顔のロイド仮伯爵。


 あはは、はは、ははは。もうやだ。貴族恐い。







「え、栄誉男爵ー!!」

 マリアさんうるさい。


 夜の食卓。リビングで団欒を過ごしていた。


「妥当だね。で、役職は?」

 アーノさんは当然と思っていたようだ。

「観光大使です。大陸を旅して、ケルト領を宣伝と交易交渉ですね。」

「しかも大使かい!で、だれの大使だい?」


 ん?何故に?


「ケルト侯爵代理ロイド伯爵?になるのかな?」


「あっはっは!こりゃあ豪気だ。あんた、名は栄誉男爵だけど、中身は伯爵と同じ権限だよ!」


 へ?!何、なんで??


「馬鹿ね、大使はその人の代わり。つまり、例え仮でも伯爵の大使になるから、あんたの権限は伯爵になるの。」


 聞いてない。


「ロイド伯爵はフリード新太守で男爵に戻るけど、あんたは伯爵の状態で受けたから、そのまま伯爵権限になるわ。ケルト侯爵直属は間違いないわね。ケルト侯爵の大使になるから。」


 や、やられた。


「い、いや、伯爵って上級貴族じゃないのか?こんな簡単に任命出来ないんじゃないのか?」


 焦る。マジ焦る。普通は王様からの任命だろ?


「だから、男爵の名なんだよ。男爵までは領主で任命出来るからね。まあ、与えられる錫杖は多分伯爵だろうがね。」


 マジか!いや、アーノさん、冷静に分析しないで。


「諦めなさい。まあ、男爵権限は自分の責任ですむけど、伯爵権限はケルト侯爵の容認だから、簡単には使えないわ。あくまで保険みたいな物よ。」


 だといいんですけどね。いや、そもそも何を考えてる、ロイド仮伯爵!


「ま、私もあんたも貴族様だ。仲良くやろう!」


 アーノさんは割りきったようだ。逞しい。


「男爵様、か。」

「どうした、マリア?」

「な、何でもないわ!冷めちゃうから早く食べなさい!」


 何だよ全く。


「ソーイチはソーイチだよ。」

「はい、私もそう思います。」


 テラスとビビは通常運転だ。でも、嬉しいな。肩書きより、俺自身を見てくれた。


「そう、ね、そうよね。貴方は何も変わらないわ。」


 マリアまで乗ってきた。


 確かに、貴族の責任は重い。その分、融通も利くようになるだろう。行動は変わらないし、面倒は負わなければいい。うん、元気出た!


「ありがとう、みんな!」

「えへへ~。」

 テラスの笑顔にビビの微笑み、あ、尻尾も。マリアも笑ってくれた。


 譲爵まで時間もあるし、ヴェルケスを堪能しよう。

 マリアの絶品料理を頬張りながら、気楽に考える事にした。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ