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挙止進進に異世界旅譚  作者: すみつぼ
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3-4 ソーイチの試案その2

おっぱいは神だと思う。


朝、目が覚めると、顔がテラスのおっぱいに埋もれていた。暖かさと柔らかさと良い香りが心地よい。昨日の疲れが取れた気がするのは、俺がチョロいからか?


体をゆっくりと起こし、一伸び。

「ありがとう。」

俺はテラスの頬に手を軽く添える。


さぁ、朝の準備だ。


俺は、朝食やお風呂、洗濯の準備を始めた。


外のビビに挨拶をする。

「ビビ、おはよう。」

「ソーイチ様、おはようございます。お加減はいかがですか?」

「あぁ、大丈夫。復活したよ。」

「それは良かったです。」

汗でキラキラと光るビビは、とてもセクシーだ。型を一生懸命しているのだろう。

「お風呂焚いたから、テラス起こして入ってきなよ。」

「はい、わかりました。いつもありがとうございます。」

「良いんだよ。」

深々と礼をするビビを受け止める。


洗濯の時に思ったんだけど、こちらの布はしっかり編み込まれている。薄さもあるが、丈夫でもある。もしかしたら、元の世界より質は高いかもしれない。


考える。


この世界は、文明は低めの可能性があるが、高度な技術があるかもしれない。いや、まだ早計か。


まだ、クコ村の人しか会っていない。街に行って、常識は得ないといけないな。


ビビの下着を洗いながら、そう考えていた。







昼間の移動は何もなかったので割愛。景色に変化もないし、そろそろ飽きてきた。


夜の作業。


せっかくの金剛石を使う。


上物の櫛に嵌め込む作業をする。


1つは大きい金剛石の形に合わせ、少し小さめにくり貫く。木の戻りを考えた応力を利用して、固定する為だ。しっかり嵌まり、出来を見る。良いんだけど、センスがね。木目に金剛石があまりあっていない。仕方ないか。これはテラスにあげよう。そのまま無限保管に入れる。

もう1つは欠片を直線上に並べる。槍をイメージした。ビビにあげよう。


欠片はまだ残っているが、銀とかが手に入ったら、アクセサリーを造ってあげよう。


二人が喜ぶ姿を想い浮かべながら、作業に没頭した。



さて、試案をしよう。

これまでの俺の能力。

掌握、創造はいまだに使いこなしていない。

常識、知識、思考、行動、材料、様々な物が使えるこの能力。まだまだ使えると思えるんだが。


今までに創った物は、チートなのだが、片鱗にしか感じなかった。


長考するが思い浮かばない。やはり、たくさん創って経験を積むのが良いのか?


ん~・・・。



はい!やめやめ!




俺は試案を止める。考えてもわからないのは仕方ない。切り替えよう。



今日は、型をやることにする。最近は道具や雑貨ばかり造っていたし、たまには体をほぐそう。



ビビに教えた型を行う。

ゆっくりと丁寧に確実に。足運び、体の動き、腕の流し、円の動き、バラバラの円を一つに、球の動きに昇華、切っ先の線を確実に、円の線を太く、密度をあげる。集中、解放、空間把握、これらも使う。1つ1つを確実に、丁寧に、纏めあげる。この動きに手応えを感じたので、掌握も組み込む。一連の流れが透き通るように、滑らかになる。流れる水のように。溢す事なく循環するかのよう。螺旋の絡みに編み込まれ。昇華させた。




★ 




気がつくと、ビビがいた。直立しながら此方を凝視していた。

「交代の時間かい?」

息を整え、ビビに聞く。

「あの、今のは?」

「型の昇華かな?基本を使い、応用したのさ。」

そう、基本はあくまでも基本だ。基礎を固めて、応用させる。これが、発展を生む。

「すごい、です。」

「そうかい?」

自分ではわからないな。手応えはあるけど。まあ、今は良い。

「次はビビだな。やってみて。」

「は、はい!」

彼女は、息を整え基本の型を始める。努力の成果、なかなかに柔らかい円を作りはじめている。このままいけば、2の型も直ぐだろう。


少し長めに稽古をつけ、休む事にする。


朝になったら、彼女達に渡そう。

無限保管に入れた櫛とカチューシャを確認して、俺は眠りについた。





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