第五十八話 ガッツの搭6階 VS竜騎士
「キリュウ LV三〇 HP 六七〇〇 BP四五〇〇
黒竜 LV八〇 HP 八〇〇〇 BP七〇〇〇
竜騎士があやつるための小型の竜。
頭胴長は三メートルほど。
その大きさで成竜。
ブレスはイカスミみたいで、食べると美味しい。
地面から高い距離で、戦闘が行えるのが魅力。ナノ」
ヤキソバ LV二九 HP 六五九〇/ 六五九〇 BP三七九〇
カゲヤマ LV二九 HP 六二〇〇/ 六二〇〇 BP三四〇〇
ウェイブ LV二七 HP 五九〇〇/ 五九〇〇 BP三七〇〇
黒竜は、こちらにむかって吠え轟かせ、威嚇してきた。
頭胴長は、三メートルほどの竜だ。
羽を広げると、羽の先から羽の先まで、五メートルはあるだろう。
「龍眼」
キリュウはこちらを睨み、つぶやく。
「龍眼 六レンジ 持続型スキル
対象のBPを確認する。魔卓に送ることが出来。持続性もある なの」
「竜騎士は、竜を自在にあやつるらしいのじゃ」
「なんか説明されなくても、想像できる情報ですね」
キリュウは、黒竜のしっぽをつかむと、ふり回した。
巨大な羽のついた獣が、軽々と空中に浮く。
「自在にあやつるって、こういうのなんですか? なんか違うような……」
キリュウは、ふり回してる黒竜をふり上げた。
最高度にたっした竜は、急激に息をすいこみ、ふくれた腹が落ちてくる。
「ボディプレスッッツ!」
「二枚おろし!」
俺は受け、同時にカゲヤマさんが、黒竜に減小の呪符。
ウェイブさんは、ふつう突きをキャンセルして、キャンセルチャージだ。
ウェイブさんのキャンセルハンドの対象は、自分よりBPの低い敵。
つまり、竜の攻撃を無効化しようと思ったら、三度のチャージが必要になる。
キャンセルは厳しいか?
しかし、キリュウのスキルのキャンセルならチャージ一度でいい。
十分に狙えるか。
「ボディプレス レンジ二
BP+〇 落下地点の周囲、一レンジに攻撃 なの」
ボディプレス、ヤキソバに 七七〇ダメージ。
ボディプレス、ウェイブに 一〇五二ダメージ。
二枚おろし、クロに 六五三ダメージ。
俺の二枚おろしを入れたBPが、四七九〇。
敵のBPが、減小の呪符を入れて五〇〇〇。
これなら十分戦えるな。
「ブラックブレス!」
ふくらんだ黒竜の腹が、急激にしぼむ。
すると、黒竜の口から、黒い炎がふきだした。
「すずめの涙突き」
俺の攻撃に、カゲヤマさんが力の護符を合わせた。
これで、約三十%のダメージアップだ。
俺、カゲヤマ、ウェイブは敵のブレスをまともに受ける。
ウェイブさんは、敵に槍で攻撃をした。通常攻撃か。
ブレスが終わり、俺はなで切りをキャンセルし、暴飲暴食を使う。
BP+二〇〇〇だ。
魔卓の表示
力の護符、ヤキソバがあたえるダメージ。二ターン 一/三アップ。
すずめの涙突き、クロに 五三七ダメージ。
ブラックブレス、ヤキソバに 一〇三〇ダメージ
ブラックブレス、ウェイブに 一〇五七ダメージ。
ブラックブレス、カゲヤマに 一一〇六ダメージ。
こうげき、クロに 三二〇ダメージ。
暴飲暴食、クロに 九一〇ダメージ。
キリュウ LV三〇 HP 六七〇〇/六七〇〇 BP四五〇〇
クロリュウ LV八〇 HP 五五八〇/八〇〇〇 BP七〇〇〇
ヤキソバ LV二九 HP 四七九〇/六五九〇 BP三七九〇
カゲヤマ LV二九 HP 五〇九四/六二〇〇 BP三四〇〇
ウェイブ LV二七 HP 三六九一/五九〇〇 BP三七〇〇
一ターンが終わりか。
「ブラックブレス 二レンジ
四十五度のおうぎ状に、BP五〇〇〇でこうげき 貫通
ふつう突き キャンセルスキル 半連携 レンジ二
BP+〇 通常攻撃あつかい なの」
ボディプレスが二レンジ。
そこから、ブラックブレスが二レンジだから。
キリュウから、こちらまでの距離は四レンジか。
「わたしが盾を持ってれば、ブラックブレスの貫通を無効化して。後ろ二人を、ブレスから守れるんだけど。ごめんね~」
「いえいえ」
この感じ。
あと、二ターンほどの勝負だろうか、少しきわどい戦いか?




