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紅美鈴過去話  作者: 七織
紅のキオク
6/6

色々設定とか

話を書くに当たり使った設定とかプロットとか

ごっちゃなので見づらいと思います。

しかも初期案のまま変えてないから結構設定も違うという適当さ加減。

それでもよければどうぞ。

美鈴過去話設定


★全体の流れ(要約)

 ボロボロの傷だらけ状態で発見された名無しの人型妖怪。人間と間違われたそれは見つけた人間の手によって村に運ばれ治療を受ける。身元不明の彼女は村に空いていた家を借りその村で暮らし始める。

 その村には守り神、というには大げさだが言い伝えレベルで噂さされる存在とそれが相手する大きな妖怪の話があった。その前者として生まれた弱小妖怪が彼女だった。元々人に紛れて暮らそうと思っていた彼女は一歩引いたところにいながらうまく馴染む。


 武術を始め愛想も振り評判は良くなっていく。武の場で有った最初の発見者の男ともある程度仲良くなり鈴を貰いもした。段々とここで生きるのもいいかもしれない、そう思った矢先に伝唱の後者である妖怪が人里に姿を現し何故最初ボロボロになっていたのか記憶を取り戻す。言い伝えにあるように挑み、そして負けたのだ。その記憶、そしてここで力を使えば自分が妖怪だとバレてしまうという事から遠巻きにその自体を静観する。


 そんな時男が持っているはずの鈴の音が聞こえる。男は妖怪に立ち向かっていた。そもそも最初に森にいた時の目的もそれだった。武を収め自分の力を確かめるために妖怪に立ち向かうが男は容易く殺されてしまう。その姿に彼女は妖怪の前に立ち、収めた力で対抗。相手の血を浴びながら自身の能力を使い圧倒して殺し尽くす。


 殺す姿を、そして妖怪であるということがバレ彼女は迫害される。もっと早く出てくれば死人も出なかったのにと。その様に彼女は失望し、もっと早く動かなかった自分にも失望。他との隔絶を図る。結局のところ何をなすのも自分の欲望、本当のところで相手を心の底から信頼することをやめる。裏切られようと、それが自分の判断だと笑っていられるようになる。


 村からの迫害の念により自分の生まれの思いが切れ、村から出られるようになる。

黒かった髪は血に濡れ、そしてその姿を見た村人の強烈な思いにより色が抜けず真紅に。そこから村人からは「朱」の妖怪をして恐れ呼ばれる。そして彼女の存在を示していた鈴の音は、「朱」の存在を示す恐怖の音として知られていた。そこから彼女は自分の名を「紅 美鈴」と付ける。

で、村出てからはお気楽な道楽の旅をはじめる。そんな話。



最初のところは別に傷だらけじゃなくてもいいかも。普通に村に下って住むようになるだけでも可。


城隍廟の一種と考えれば美鈴は楽かも。美鈴去ったあとでまた新しい守り神が生まれると解釈できる




☆書きたいネタ

・ボロボロ状態で見つかる描写

・武術を収める描写

・村で受け入れられていく描写

・妖怪であるという思いと、生まれた理由に言及する描写

・人に紛れて暮らす理由の説明。生まれと絡めたり自分の力の強さについて言及したり

・鈴を貰い分ける描写

・妖怪が襲い来る展開

・男が殺される描写(他にも数人殺される描写)

・前に出て妖怪を圧倒する展開

・正体バレして迫害されるとこ

・姿が変わり、自分の名を付ける描写。(名を付けることは存在を縛ること。自分で付けたことで自立)

・鈴を噛み砕き飲み込む描写。で、「人食い妖怪」だと自称する描写



☆書く流れ {起}

・ボロボロで発見

  ↓

・治療。町で生活。

  ↓

・町の簡単な説明。噂の守り手のこと簡単に触れる。鈴貰う<10391文字

  ↓こっから{承}

・フルボッコにされ発見者の誘いで武術開始

  ↓ 

⑤簡単な鍛錬描写。理屈説明

  ↓

・山行き。河潜り。近くで死体発見&齧り

  ↓

・生まれた理由、妖怪である思い描写<17396文字

  ↓

・鍛錬で着実に強くなっていく。組手で相手ぼこす

  ↓

・人里で暮らす理由。自分の強さについて(手加減とか)


  ここに医者の描写。治療費完遂。そっからの医者視点で掘り下げ。←やっぱ無し

  

  ↓

⑩村で受け入れられている描写。 <21079文字

  ↓

・暫く鍛錬とか普通に生活した、と数行で

  ↓

・鍛錬したあと町へgo。鈴に関して周りが馴染んだ描写。発見者にあう

  ↓

・発見者が何故最初森にいたか聞く

  ↓

・噂の守手のこと詳しく。移り変わったこととか。あとそれと敵対する妖怪のこと聞く。最近また人死が出たこと

  ↓

⑮定住も悪くないなーと思い始める。街から出る気になれない存在理由に関して説明

  ↓


  ここに中年男性掘り下げ入れる。道場での描写

  外で男と殴り合う。迷いを見抜かれ殴られまくる。

心が荒れて殴りかかるのを真っ向から額で受けられる。

「鼓動はまだとまっちゃいない」などと血を流した男に言われる。

男の決意聞いて殴り飛ばされる。ちょっと心が軽くなる。


・森で自分の能力試す。「気」のことに触れる。<26685文字


  ↓  こっから{転}


・妖怪襲来。バレるからと遠巻きにしてほっとく。何で自分がボロボロだったか思い出す

  ↓

・発見者の鈴の音が聞こえる。気になって前に行く。途中子供助ける

  ↓

・死体が転がる中歩いてくと発見者が殺されてる。<約4100字

  ↓

⑳色々思ってブチギレ。能力前回でタイマン。圧倒して殺す。返り血で真っ赤になる<約7700字

  ↓

・周りに見られて怖がられる。あと何でもっと早くしなかったのか、皆を見殺しにしたと迫害<10634文字


  ↓ こっから{結}


・暫く迫害。返り血の印象強くて「朱」の妖怪と言われる。街の皆のそのイメージのせいで髪が赤のままになる

  ↓

・鈴の音は「朱」の居場所を示すとし恐怖の音色とされる。美しいと言われていた音が一転する

  ↓

・色々見切りつけて街を出ようとする。かつて助けた子供に誰かと聞かれる

  ↓

㉕色々濁す。問答するうちに悟り、血が赤くこびりついてる鈴を噛み砕き飲み込む

  ↓

・「朱」の「鈴の音」の妖怪として「紅 美鈴」と自分で名づけ。自分で付けたことで独立、街の縛りがなくなる

  ↓

・好き勝手なことを言う。子供に聞かれ、これからどうしていくのか言う

  ↓

・森の中、さて行くか、で幻想郷のこととか武術の強さとか証明しなきゃなーと色々呟いている美鈴

  ↓

・終わり <約5000字


起・4 <10408文字    承・

転・5 <11173文字    結・7 <5233文字    総計<

■妖怪は怨霊とか祟神とかにしとけばほっといてもある程度何とかなる理由にはなる。後は腹が膨れれば帰るだろ、とか


候補

かん 7~10mの牛+像。人の怨霊みたいなもの

饕餮とうてつ なんでも食う。四凶の一つ。人も食う

檮杌とうこつ 平和を乱そうとする。四凶の一つ。 ←こいつなら美鈴が街守ろうとして戦い、暫くして復讐に来たとか使える




★紅美鈴

 明時代前後における中国の城隍神。めっちゃ下っ端。

 時代の変遷に伴い武勇のある偉人へと祀る相手が変わっていったことでお役御免となり絶縁状を叩きつけられる。

 故に神であり人を超える力はあるがそこまでのものでもなく時間経過の信仰減少と共に力も減っている。

 人からの支持を失ったとも言っていい彼女は神と名乗っていいいか不明。妖怪と紙一重の状態。

 完全に信仰が移りきったらその瞬間に遡って彼女のことが乗っ取られるため、その時彼女が消えるのか人になるのかは不明。

 一応神なので神通力はある。マッサージとかすれば元気にできる。

 力の減少により姿は少女。


 人間に負けたことでその技術を学ぶために武術をはじめる。太極拳中心のはずが八極拳とかも教えられる。内家は大成するのに時間がかかるので太極拳中心、ちょい八極拳を入れられてる状態。

 普段の生活ではその身体能力を活かし山に入って鉱石とったり河潜って硯とったりして売って生きてる。

 その関係で洮河緑石硯とか持ってる。


 数年前に来た檮兀によってズラぼろにされ力を弱め、そして絶縁状を叩きつけられたことで人の姿を得る。


 男の死とともに町から拒絶され妖怪扱いされる。本当に自分はこの町から必要とされていないのだと悟る。

 そこで外に出て世界を回る事を決意。妖怪として自分で名を付け存在を縛り町との柵を切る。同時、町の城隍神が完全に世代交代する。中年男性や老医者達からの友好の思いはあり神として居続けられたがその際に断ち切る。

 世界を回って面白いこと・興味を持ったことを学びつつ武術の証明をするため旅をする。

 色々あって精神的にタフになった。本当の意味で他人に自分の心を預けることはない。

 長い生活で色々学びかなり多芸。興味のまま色んな場所に行ってる。喧嘩も売ってる。

 

 最終目標としては鬼退治。ある時鬼に勝負を挑み圧倒的怪力で一発で倒される。

 かつての人間と妖怪である自分の差など「誤差」と言えるほどの圧倒的身体能力を持つ鬼を人間の武術で倒すことで武の理を示そうと決める。その為に鬼を超える存在として帽子には「龍」の字を入れる。



★男

 町の人間。武術の人

 陳家太極拳を中心ながら八極拳にも手を出している。殴り込みをして他の流派の技も取り柄入れてる。

 特定の武術への信奉を持たず、全般的に取り組み自分のものとしている。

 他の道場への出稽古や殴り込みをしょっちゅうしている。

 元々は太極拳だが八極拳に殴り込んだ際にその攻撃力に惹かれそっちにも手を出していった。


 何がなせるのかを示したい。自分がどこまで行けるのか証明したい。その思いのもとに武術に傾倒し異常なほど鍛錬している。その一つの目標として妖怪退治がある。少女を見つけた時森にいたのも妖怪を見つけるため。いずれは妖怪を殺し小でも大を殺せると武の理を示すことが夢。自分ひとりで示さなくて意味がないと女などにも特に興味なし。

 本人としては武術でなくともよかった。絵でもいい、歌でもいい、政治でも陶芸でもなんでも良かったしそのどれにも興味はある。しかし一つの事を極めるだけで無理だと判断。最初に手を付け続けていた武術を貫くことを決めた。

 武術といっても拳だけでなく槍などもいいと思ってる。太極拳習うと一緒にそれらも習うので。


 家族は死んで一人暮らし。遺産食いつぶし時には手伝いしたりしながら日々を過ごしている。

 自分の思いに素直なフリーマン。ただ目上などへの礼儀は弁えている。

 凄い身体能力を持つ少女を見て自分の稽古相手として、そしてそいつがどこまでいけるのか教えてみたくなり拳法に誘う。

 

 檮兀相手に善戦。相手を負傷させるがその牙に掛かり死亡。

 彼が死んだことで少女はその思いを受け継ぎ武を続けることを決める。

 また生き方に影響を受けて少女は長命を生かし気になったことは身に収めてみようと決め多芸になる。




★中年男性

 町の人間。武術の人

 太極拳を中心に内家を学んでいる。普段は家業手伝い。

 殴り込みする男に巻き込まれたり付いたりしたせいで外家にも少し造詣がある。基本は一つの道場で内家拳。

 男が他人を指導することになり楽しそうなのを見て少女に多少感謝している。

 男とは太極拳で知り合う以前から多少顔見知り。調子乗って挑んできた男を近づかせずズタボロにした。男はそこから太極拳を始めた。十年以上前の話。


 酷く臆病な人間。

 男について道場を回ったのもその誘いを断りきれなかったから。

 少女の噂を否定しようとしなかったのは噂を流す大多数に逆らって孤立するのが嫌だから。少女と仲良くするのは知り合いで味方も少ない少女を見放すのが自分の良心で耐え切れなかったから。

 少女にそのワケを話したのも味方の少ない少女ならその話が広がる恐れが少なかったから。


 道場によくいるのもそこで出来た繋がりを薄くするのが怖いから。惰性。

 男の出回りに付いていかなくなったのは男が道場で浮き始めて仲間だと思われるのが嫌だったから。始めて断った時酷く悲しい顔をされてそれ以来誘われていない。

 男とつるむのは長い付き合いの男を見捨てるなんてできないから。

 誰にでも優しく、誰にでも臆病。

 男の生き方を少女から聞いて羨ましいと素直に言える。浮いている男と仲良くやってくれと少女に言える。

 そんな優しくて残酷な人間。

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