表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
32/41

32.喫水線

 どこまで浸っているか、ということ。


「癖ですよね、」


それ。


「どれ?」


「それですよ、首。」


「……ああ、」


ほんとだ。


--余計なことを、


 都司は内心歯噛みした。矢木を睨め付けたいけれども、正直後が怖い。しかしながら、平素から厳しい目元を保持しているから、大した効果は無いのだけれども。

 それでもやはり良い気分ではない。

 千誉の小首を傾げる仕草はれっきとした癖である。しかし都司は指摘したことが無かった。気に入りの所作だからである。


--これで、


 仕草を意識した彼女から、その動きが損なわれてしまったら目も当てられない。話題を買いえたいと思ったけれど、都司の話術ではそれも望めない。


「癖って、自分じゃ分からないけど、」


 こきん、


 言いながらも小さく傾いた首に、彼は少し安堵した。


「都司は、」


 びく、と水を向けられた彼は竦んだ。矢木から注視されるのが苦手である。恐らく部員の過半数がそうだろう。女子が騒いで夢を抱くほど、容易い人ではないのだ。


「都司はさ、真砂さんの癖、」


他に知ってる?


 問いかけではない。包み隠さず、とにかく一つは挙げなければならない厳命である。


「歯を、」


 一見穏やかな目が、ちらと光る。


--……なんか、嫌だ。


「歯を磨くとき、」


目、


「瞑ってます。」


「そう?」


「はい。」


「……へえぇ、」


--すごく嫌だ、


「歯磨きってさ……、」


都司、


「何で知ってんの?」


 喫水線、歯磨き。



お泊りネタの定番かなーと思って。分かり難くてすみませ……orz

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ