表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/41

10.アスファルト

 塗りたてのアスファルト。


「柊一郎さん、」


 彼女は真っ直ぐきちんと、都司と目を合わせる。いつも、いつもだ。





『知ってるか?』


 昼休みの喧騒が彼の鼓膜を小さく叩いた。


『女が目を合わせる時ってさー、』


 クラスメイトの会話というのは、そういうものだ。


『相手が好きなヤツか、嘘ついてるときなんだってさ。』





「すべすべの道ね。」


うふふ。

 

 ぴったり合わせたまま、きゅっと笑む。


「……そう、」


ですね。


 赤面。


--きっと、


 前者。


 そうして足元に視線を落とし、彼女は非常に楽しそうにアスファルトへと足を下ろす。繰り返し、繰り返し。赤面した彼が楽しいのか、すべすべが楽しいのか。どちらなのかは判然としないけれども、機嫌の良い千誉の表情は嘘っぱちではない。


--と、思うけど。






み、短い……、

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ