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日付による“動き”の意味

同じ月でも、“いつ”動いたかによって、意味が変わる。

それが、王宮という舞台の“常識”でした。


招待状の差出し、密会の噂、婚姻内定──

誰が先に仕掛け、誰が後を追い、

誰が“遅れた”のか。


そのわずかな違いが、

やがて命運を分けることすらあるのです。


 


上旬(1日~5日)

──「月初の動き」は、正式な始まりを意味する。

謁見・布令・執務の再開など、公的な所作に適する。


 


活動準備(6日~10日)

──招待状が飛び交い、令嬢たちがざわめく頃。

裏書のある書簡や、縁談の打診が届きはじめる。


 


中旬(11日~15日)

──社交の“本番”。

舞踏会・晩餐会・祝祭などが集中し、噂と視線が渦巻く。


 


折返し・余波(16日~20日)

──先の出来事をどう受け止め、どう動くか。

噂の拡散、交渉の進展・破談が加速する。


 


下旬(21日~25日)

──動きの結実。

婚姻内定、人事の発表、密会の発覚などが集中する時期。


 


月末処理(26日~30日)

──一区切りの時間。

報告書や儀式準備、再配置が進み、“次の月”が静かに迫ってくる。


 


日付は、空間と同じくらい正確に見られている。

──それが王宮のルール。


たとえ一日でも違えば、

その手紙は「遅すぎた」のかもしれません。




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