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第8章|あとがき:この世界に溺れたあなたへ
設定を知ったあとで、本編をもう一度読みたくなる。
SSを読んだあとで、あの登場人物の視線を思い出す。
そんなふうに、
どこかに残った“余韻”が、
あなたのなかに少しでも息づいてくれていたら──
このガイドブックを作った意味は、
きっとあったのだと思います。
物語の外側にあるものが、
物語の内側をもっと豊かにしてくれることがあります。
視点を変えるだけで、
世界はまったく違って見えるのですから。
どうか、また“あの物語”に戻る時があれば──
そのとき、少し違った景色が見えますように。
この世界に、今日もまた、
あなたが立ち寄ってくれたことに、
心からの感謝を込めて。
Aldith




