第1章|この世界の歩き方
最新の更新情報は表紙に5件まで表示されています。
本ページでは、各章の構成一覧とジャンプリンクをまとめています。
「どこから読もう?」と思ったとき、
「あの章に戻りたい」と思ったとき、
このページが、あなたの“道しるべ”になりますように。
彼女は王女でした。
けれど、その“婚約発表”の夜、運命は静かに、確かに逸れていったのです。
これは、王女アリシアと、彼女に手を伸ばす者たちの物語。
甘く、激しく、ときに静かに──
その手が導く先にあるのは、幸福か、破滅か。
本書は、そんな彼らの物語を“120%”楽しむためのガイドブックです。
この世界には、たくさんの想いと視線が交錯しています。
甘い言葉の裏にあるもの。
微笑みの影に隠された本音。
一見すると“お約束”に見える出来事も、見方を変えれば違う景色が見えてくる──
本書では、物語の外側にある背景や設定を、
あなたにとっての“もうひとつの物語”としてお届けします。
──では、さっそくご案内しましょう。
この世界には、こんな「歩き方」があります。
■ 第2章|登場人物ガイド
まずは、王女アリシアと、彼女を取り巻く者たちの紹介から。
魔王、公爵令息、護衛──
そして、彼女の兄までもが、それぞれに手を伸ばしてくる。
誰と進むかによって、物語の“色”は大きく変わっていきます。
■ 第3章|王宮の構造と日常
控室、庭園、サロン、舞踏会の間。
王宮には明確な“上下”と“格式”が存在します。
侍女の通路、令嬢の立ち位置、
──そして、誰がどこにいたかが、物語の裏に強く影響してくるのです。
■ 第4章|貴族階級と家門一覧
この国の社交は、家柄と序列で成り立っています。
グラナート家をはじめとした五大家、
その背後にある思惑、そして“嫁取り”をめぐる牽制──
登場人物の立場を読み解くための基礎情報をまとめました。
■ 第5章|魔法と神話・歴史
この世界には、神話と信仰、魔法と理が息づいています。
王家の象徴、魔王の存在、そして月の名や祝祭──
些細なようですが、しっかりと意味が込められているのです。
■ 第6章|ドレスと婚礼文化
ドレスは、戦装束。
選ばれた布地、縫われた模様、それを誰が贈ったのか──
見た目の美しさだけでは測れない、
“王宮ロマンス”ならではの駆け引きがそこにあります。
■ 第7章|まとめSS索引
本編で語られなかった、けれど確かにそこにあった視線たち。
侍女の会話、文官の嘆き、控室での令嬢のつぶやき──
視点を変えるだけで、物語は驚くほど違って見えるのです。
■ 第8章|あとがき:この世界に溺れたあなたへ
設定を知ったあとで、本編をもう一度読みたくなる。
SSを読んだあとで、あの登場人物の視線を思い出す。
このガイドブックが、そんな再発見のきっかけになりますように。
それでは、はじめましょう。
『拐われたお姫様の世界観を120%楽しむガイドブック』へ、ようこそ。
◇◇◇
第2章
第3章
第4章
第5章
第6章
第7章
第8章