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まさかの大逆転! 幻冬舎ルネサンスから着信あり! 自費出版の現状を聞きました! お待たせしましたああああ! みなさんにご報告します!

作者: ソウ マチ

 まさかこんな結末になるとは! ビックリです! 事実は小説より奇なり! 


 昨日の午後2時10分頃、おうちでゆっくりしていたらスマホが鳴りました。 この1週間ほどエッセイでボロクソに書いていた幻冬舎ルネサンスからでした! コケにされて腐っていた(詳細は他のエッセイをご高覧願います)ので無視しようと思ったのですけれど、コケにされる悲しさよりも作家魂が勝った! この電話はネタになるはず! 


ソウ:もしもし(←不機嫌)

幻冬:〇〇(本名)様でいらっしゃいますか?

ソウ:はい(←不機嫌)

幻冬:幻冬舎ルネサンスのイツミ(仮名・たぶん40代・たぶん女性)です。

ソウ:はい(←不機嫌)

幻冬:先日お約束した時間にお電話をしたのですが。

ソウ:(ふざけんな!!)お約束の時間にお待ちしておりました。電話は頂けませんでしたよね?

幻冬:お電話したと思うのですが。

ソウ:(ふざけんな!!)お約束の時間はお待ちしておりましたし、着信履歴にお電話を頂いた記録は残っていません。ずっとスマホのそばでお待ちしていましたけれど、電話はありませんでした。

幻冬:そうですか? その後も何度かお電話したのですが。

ソウ:(ウソつけ! たった一度のワン切り電話を『何度か』って言うな!)はぁ……(怒)。

幻冬:お約束の時間に電話したのですが……。

ソウ:お電話は頂きませんでした! 履歴には残っていませんし(エッセイのネタにするため)スマホに張り付いていたので、間違いありません! (← この後、再度履歴を見たがやはり無かった)

幻冬:そうですか……。それは申し訳ありませんでした。


苦節1週間! やっと謝罪してくださいました! 謝罪の前に、約束の時間に電話したとかウソが並んでいますけれど、それは気にしないでおくよ! たぶんいつもそうやってウソで切り抜けてるんだろうけど、信用という一番大事なものを失うから、ウソはつかないほうがいいと思うよ!!


謝ってくださったので機嫌はなおった! 気持ちを切り替えていくよ!


ソウ:自費出版のお誘いでお電話くださったと思うのですが?

幻冬:はい、そうです。

ソウ:くわしいことをお聞かせ願えますか?


★自費出版について


〇価格

・およそ6~8万字を想定している。

・最低価格は200万円~。白黒・写真などの画像無し・四六判・600部。(※この数字、後で変わります!)

・300万円なら白黒・写真などの画像無し・四六判・1000部。

・カラーにする、写真などの画像を挿入する、本のサイズが変わる、紙の質が変わる、装丁を施すなどすると、価格が上昇する。


・200万円の場合は、専属の編集者はつかない。

・300万円の場合は、専属の編集者が一人つく。


〇自費出版をする方たちについて

・一番多いのは60~70代。しかし20代を下限に、どの年齢層も幅広く点在している。

・男女比はほぼ同じだが、ほんの少し男性が多い。

・内容は多岐に渡る。小説、エッセイや自伝が多いものの、旅行記、闘病記、絵本、歴史書、戦争体験、実用書、社史など幅広い。


〇自費出版の校正について


個人的に聞きたかったのです! 商業出版でボロクソ言われてトラウマで寝込むほど厳しいご意見(担当さまのご意見が正しいだけに、キツイんですわ!)を言われ、泣きながら書き直すのですけれど、あんなにキツイことを自費出版でもするんだろうか? わざわざ金を払ってトラウマを買いたい顧客はいるのか?


ソウ:誤字脱字の指摘は当然として、商業出版であれば内容に関して担当さまからかなり厳しいご意見やアドバイスがありますけれど、自費出版でも同じノリなのですか?

幻冬:う~ん……。原稿に対してメモで「〇〇してはいかがでしょう?」などのご提案をすることはありますけれど、あくまでもご提案ですので……。


メモ?? メモでアドバイス?? もしかして担当さまと直接のやり取りは少ない? 直接お話することは、多くない印象でした。原稿とメモのやり取りで終始するの?? そういうのもお値段次第らしいです。

それからあとで「しまった!」と思ったのですけれど、>商業出版であれば……の部分、わたしが商業作家だとバレちゃう! 気を付けなきゃ!!


〇自費出版した本の全国流通について

・全国流通に関しては、基本的に上記の価格に含まれる(でも突っ込んで聞いていないので、もしかしたらオプション代が発生するかもです)。

・全国に3500店の特約店があり、そのお店で展開する。


ソウ:自費出版の本が売れるのですか? 逆に600部刷ったとして特約店さまが3500店舗もあったら、足りないのでは??

幻冬:特約店へ配本はしますが、本を売り場に置くかの判断は書店がします。(← つまり配本しても売り場に置かれず、日の目を見ない可能性がある)

ソウ:売り場に置かれても売れない場合は?

幻冬:その場合は他の書店へ置き換えて、推移を見ます。


本が売れない場合は他の書店さまへ本を移動して売る……らしい……。でも……売れない……と思う……。


ソウ:返本はありますか? (←しまった! またやってしまった! ふつう返本なんて聞かない! 関係者とバレちゃう!)

幻冬:ありますよ~! お客様のご自宅へ返本される場合もありますし、当社の倉庫に返される場合もあります。


文字だと伝わらないですけれど、返本(売れない本が返される)は日常茶飯事という感じがしました。


ソウ:書店さまで無名の作家の本が売れて、重版がかかることはありますか?

幻冬:刷るとお金がかかるので、売り切れても刷るのは現実的にかなり厳しいですね~!!


この頃にはお互い打ち解けて、笑いながらお話できるようになりました♪


幻冬:ところで〇〇さんは、何をお書きになりたいのですか?

ソウ:エッセイです!

幻冬:お書きになった原稿はありますか? 6~8万文字あれば一冊の本にできますよ。

ソウ:まだ……まだ原稿は書いていませんねぇ……(←大嘘! エッセイだけでも20万文字くらい書いてる!)ととと、ところで! 自費出版の原稿がとんでもなく面白くて、商業出版になったりしたことはありますか!?

幻冬:それは弊社では聞いたことがありません。

ソウ:御社へ商業出版の売り込みをかけるのは可能でしょうか?

幻冬:弊社では基本、受け付けていません(売り込みの可否は出版社によります)。それでも原稿を送ってくる方はいますが、実際に読まれているかはわかりませんねぇ~。


あわよくば商業出版の顔つなぎをしてもらえないか期待していましたけれど、ムリっぽい。それなら商業作家だと名乗りをあげるのはやめておこう……。話がメンドクサくなりそうだし。


〇その他

・4月前には新社会人の心得などの実用本、5月頃には心が弱っている方へのメンタル本など、季節によって売れる本は変わる。

・スピリチュアル系はコアなファンが多いので、部数は多くないが一定売れる傾向にある。

・売れ筋は実用書、ビジネス書、自己啓発本。エッセイはよほどの有名人なら別だが、人気が少ない。


ソウ:イツミさんがご存じの方で、自費出版で最高額のお客さまは?

イツ:1000万円の方がいらっしゃいました。

ソウ:いっせんまんえんっっ!? 個人ですかっっっっ!?

イツ:個人様です。

ソウ:会社の経費で作る社史とかではなくてっっ!?

イツ:ちがいます。個人の方の自伝です。


すみません! このお話を書きたいのですけれど、お出かけの準備をしなければ! 恐怖の血祭り☆パーティーが始まったので、生理の息の根を止めるべく、お注射(!!)を打ちに行ってきます! 看護師さんから「針が太いけど、大丈夫?」と心配されました! 大丈夫です! 献血のぶっとい針(本当に太い!)とかヒザの水を抜く針(本当に太い!)とか刺されても平気ですから!! 


そういうワケで明日は自費出版の続きと、血祭り☆パーティーのことを書けると……思います。たぶん。どうぞご期待くださいませ!!


どうぞ良い一日を~!!


取り急ぎ謝辞を! 


立花 優さん、このエッセイに関する連日のレビューをありがとうございます! 欣喜雀躍しております! 立花 優さんに幸多かれ!!

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― 新着の感想 ―
[一言]  取材、お疲れ様です(笑)  ほんと、取材(笑)(笑)(笑)
[一言] それでもちゃんと付き合ってあげるソウさまはやさしい… わたしには無理…怒ってないような声音で穏やかに拒絶しちゃう(性格悪っ 返本の単語は,本屋とコンビニのバイトでそれぞれ聞いたことがあるの…
[一言] ランキングの方にネタバレ書いたらその通りの結末で草
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