表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/4

年下の元カレ


鞄の中から、聞き慣れた着信音


取り出すと、新着メール有りの文字


意識すらしなかった


中を見ると、もうすっかり忘れていたアドレス


貴方の顔がよみがえる






一人きり、夜の街にたたずんでいた


貴方の気まぐれに、心強さを感じた


どれほど私が寂しかったか


貴方は知らないでしょう?




---私、あれから色々あったのよ


伝えると、真剣に答えてくれる貴方



甘えていいの?


貴方の優しさに全てを委ねたい


でも、その分、裏切られたらと思うと怖い…




あの時も、お互いが依存しすぎていた


束縛されることが嫌で、子供っぽい貴方が嫌で…


何度も何度も衝突した



でも、メールでの貴方はとても優しかった


電話での貴方は、とても大人びていた




---なんだか変わったね


---オレは昔のままだよ?




貴方が大人になったの?


それとも、私がやっと貴方の事を知ったの?



---最近、恋してる?


---いや、お前以上の女がいないから



笑いながら言う貴方


ねえ、それ本気にしていいの?






こんな私を好きでいてくれた貴方


人に愛される喜びを教えてくれた貴方


貴方は、私にとって掛け替えのない存在です




私なんかが、貴方の幸せを祈ってもいいんですか?


もしそれが許されるのなら、私はずっと祈り続けます


貴方が私を大切にしてくれたくらい、

貴方を大切にしてくれる人が現れますように





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ