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ショートストーリー⑤ 禁断の薬

少しはっちゃけた話を書こうと思って作ったら、ただの下ネタ話になりました。

一応R18にならないように配慮はしましたが、そういう話が苦手な方や不快に思う方は読まない方がいいと思います。

真面目なのは最初の方だけです。

(リムルside)


 ある日のこと。

 シアンとルミネが俺の私室にやってきた。


「周囲に人がいなくて、多少の被害が出ても問題ない場所はないかって?」


 二人がそんなことを言い出した。

 なんか物騒な感じだな。


「あたし達が闇魔法で作り出した危険物をまとめて処分したいんです。いつまでもそのままにしておくのはマズイと思って······」


「······リムルさんに復讐するために色々作ってた。ほとんど失敗作だけど危険な物が多い······。もうわたし達には必要ない物だから」


 闇魔法ってそんなことも出来るのか?

 一体どんな物を作ったんだ。


「俺もその処分に立ち会わせてもらうぞ?」

「そうしてくれると助かります」

「······妙なことをしていると疑われても困る」


 この二人がもう俺やこの国に害をもたらすとは思わないが、まだ警戒してる奴はいるからな。


「場所は迷宮内の大部屋はどうだ? あそこなら復活の腕輪も使えるし大抵の事態なら平気だろう」


 そう思ったのだが、シアンとルミネは難しい表情だ。


「迷宮内は······かえって危険かもしれません」

「······わたし達は復活の腕輪対策も考えてた。危険物の中には迷宮を侵食するものもあるから······」


 おいおいマジか······

 この二人が周囲の被害をまったく考えない性格じゃなくて良かった。



「だったら······ヴェルドラの封印されてた洞窟だな」


 ヴェルドラの魔素を解放しても崩れない所だからな。周りに人もいない。




 さっそく三人でそこへ向かった。

 魔物に襲われることもなく最奥にたどり着いた。



「それで、どんな物があるんだ?」


 シアンもルミネもそこまで大きな荷物は持っていない。


「まずはこれですね」


 そう言って二人が出したのは杖だ。

 もとは安物の杖だったが、二人の血と魔力を纏わせて強化したものだ。


「これを処分するのか? 見た感じ特質級(ユニーク)クラスの力を秘めてるぞ。見た目は確かに禍々しいが呪われた感じもないし、もったいなくないか?」


 特に危険は感じないが。


「これはあたし達の憎しみを糧に力を増す効果があるんです。もうあたし達には力を引き出すことはできませんから······」


 そんな効果があったのか。

 確かに二人にはもう憎しみの感情はないはずだからな。

 けど、それを抜きにしても強力な杖には違いないが。


「······もうこの杖は役目を終えたから。こんな効果······使い手なんてもう現れない方がいい······」


 そうか······処分することで自分達に区切りをつけるのか。

 少し惜しい気はするが、それなら仕方無いか。



「どうやって処分する気なんだ?」


 まさか燃やすわけじゃないよな。


「······闇魔法ダークネスデスイレイザーで消す。この魔法は対象を完全消滅させる······。破壊じゃなくて消滅······この世から完全に消える」


 それって確か以前に俺をシアンごと消そうとした魔法だよな······そんな恐ろしい効果だったのかよ。


 シアンとルミネは次々と道具を並べていく。



「これはなんだ?」


「それは〝ゾンビパウダー〟ですね。霧状になって広がって町全体を包みます。吸い込んだ生物は精神を破壊されて肉体も徐々に腐っていきます。······まあ、失敗作なんで大した効果は出ないはずですけど」


「こっちのは······?」


「······それは〝バイオミスト〟······ゾンビパウダーとほとんど同じ、でもこっちは吸い込めば一瞬で死ぬ」


 危険物どころじゃねえ······なんておっそろしい物を作ってるんだ。

 ほとんどは失敗作で実用性はないらしいが。



「この種みたいなのはなんだ?」


 見た目はただの黒い豆のような物だが、明らかにヤバイ雰囲気がある。


「······それは〝暗黒樹の種〟······失敗作じゃなくて成功品」


「成功? ということは実用できるのか。なんで使わなかったんだ?」


「······リスクが大きすぎるから。それを使えば滅びるのは魔国連邦(テンペスト)だけじゃ済まなくなる」


 話によると暗黒樹の種は強大な魔力と憎しみを秘めた生物を依り代にして発芽するらしい。

 一度発芽して根をはると大地の栄養を限界まで吸い続け成長する。

 最終的には星そのものを滅ぼすことになるらしい。



「······だけど状況によっては使うつもりだった。使わなくてよかったと思ってるけど」


 魔国連邦(テンペスト)だけじゃなくて星そのものが滅びるかもしれなかったのか······


「一度発芽しちゃうと〝八星魔王(オクタグラム)〟や〝竜種〟でも排除するのは難しかったと思いますよ」


 それはとんでもない話だ。

 あのギイ=クリムゾンやミリム、ヴェルドラでもなんとか出来ないとかあり得るのか?

 まあ試してみろなんて言えないが。



 その他にも麻薬のような効果のものまであった。

 本当にどれも危険なものばかりだ。

 処分するものを一ヵ所にまとめる。



「······それじゃあ消す」


 ルミネが手に魔力を集中させる。


「ちょっと待ってルミネ、これなに?」


 シアンが何かに気付き止める。

 液体の入った小さなビンだ。

 シアンも知らない物なのか?


「······間違えた。それは最近作ったもの······処分するものじゃない」


 ルミネが集中を中断して言う。

 処分するものじゃないってことは危険はないのか?


「どんな効果なのよコレ?」

「······説明が難しい······シアン試しに使ってみる? ふたを開けて匂いを嗅ぐだけでいい···」

「使って大丈夫なんでしょうね······?」

「······大丈夫、身体に害はない」


 好奇心に負けたのかシアンがふたを開け匂いを嗅ぐ。


「甘い香りね、そんなに悪くはな······」


 急にうずくまるシアン。

 ビンを落としそうになったが、ルミネがキャッチしてふたを閉めた。


「なん······か、身体が熱い······ルミネ、ほ、本当に大丈夫なの······これ?」

「······大丈夫、体に害はない······()()······」


 少し苦しそうにしていたシアンだが、すぐにおさまったようだ。

 体に違和感があったらしくモゾモゾと何か確かめている。



「いやああああっ!!? な、なによこれぇーーっ!!!」


 突然大声をあげるシアン。

 どうしたんだ一体?


「ルミネーーッ!! なんなのよこれぇっ!?」

「······シアンの変態、···いやらしいモノを近づけないで」


 シアンが下半身を捲りあげてルミネに言う。

 ······シアンの股にはかなり立派な()()シンボルが生えていた。


 ······元男の俺からみてもでかい気がする。


「······見ての通り使うと男の人のアレが生える。ちなみに男が使っても効果はない」

「一体何のために作ったのよっ、こんな薬!?」

「······前に悪魔に色々()()()()()()()を教えてもらったから練習のために。······似たような形の果物でも試したけど、やっぱり相手の反応をみたいから」


 あの悪魔······何を教えてやがる。


「だからって、こんな薬を作る必要なんて······」

「······ハルト以外の男のを触ったり口にするなんて絶対に嫌。女の人からのなら······多分平気」

「こんなの誰に使わせるつもりだったのよ! フラメアさんやエレンもきっと嫌がるわよっ!!」


 シアンの言葉にルミネが少し間を置いて答える。



「······シアン、使ってくれると信じてた」

「ルミネ、あなたわざとね? 間違えたんじゃなくてわざとあそこに置いていたのね? あたしが興味を持つように」

「······それは誤解、濡れ衣······ただの結果オーライ」

「結果オーライじゃないわよ!! いやああっ! どうやって消すのよこれぇ!?」


 シアンは自分から生えたモノを直視出来ず、顔を真っ赤にして目をそむけている。


「······溜まっているものを出せば効果は消える」

「出すって······どうやって?」

「······手でさすったりとか······色々」

「あんまり触りたくないんだけど······」


 シアンがおそるおそる自分のモノに手を伸ばす。



「ひゃっ······変な感触っ······ムリムリっ!! 出来ないわよ、こんなこと」


 少し触ってシアンは音をあげた。


「······じゃあわたしがする。もともとそのために作ったし」

「ル、ルミネが······?」

「······リムルさんにやってもらうのはマズイと思うけど?」


 自分でできない以上、ここにはルミネか俺しかいない。

 いくらシアンから生えてるモノでも、前世で男だった俺がアレに触るのはさすがに抵抗がある。


「や、やさしくしてよ······」

「······わたしだってそんなに経験ない······うまく出来る保証はない」


 なんかおかしな展開になってしまったな。




(しばらくお待ちください)




「······ん、なんとなくやり方はわかった」


 ルミネが口元を拭う。

 ルミネに色々されたシアンはぐったりしながら息を整えている。

 ······かなり色々とヤバい光景だったな。


 これで終わりかと思ったら今度はルミネがビンを開けて匂いを嗅いだ。


「な、なんで今度はルミネがそれ使ってるのよ!?」

「······シアンがすごく気持ちよさそうにしてたから興味出た」


 今度はルミネの下半身に変化が起きた。

 先ほどのシアンと同じ感じだ。


「······これが男の人の感覚、確かになんか変······」


 ルミネが自分のに触れる。

 シアンと違って物怖じしないなこのコ······


「よく平気で触れるわね······」

「······今シアンのに触れてた······今更」


 確かにそうかもしれないが。

 何度か触ったりを繰り返すとルミネはシアンの前に立った。


「······シアン、今度はわたしのをお願い」

「へっ······? え、えええっ!!?」


 ルミネの言葉に叫びに近い声をあげた。


「······わたしはシアンのをした。だからシアンもわたしのをお願い」

「ちょっ······待って!? ほ、本気で!? ルミネ」

「······本気も本気。どういう感じなのか気になる」


 慌てるシアンに構うことなくルミネは自分のをシアンの目の前に近づける。

 シアンは顔を真っ赤にして後ずさる。


「ま、まともに見たことだってないのに、男の人のをなんて」

「······わたしは女、これは本物じゃない」

「そうだけど······き、汚くはないの······?」

「······シアンひどい······わたしは汚くない······はず」


 少し悲しむ素振りを見せるルミネ。

 ······絶対演技だと思うが。


「ル、ルミネが汚ないとかそういう意味じゃなくて···」

「······四の五の言わずに早くやる」

「ちょ······ルミ―――――」


 この後ルミネはシアンを色々と蹂躙した。




(しばらくお待ちください)




「······シアンの言う通り···すごい快感だった」


 ルミネが満足そうに言う。


「ううっ······口の中が変な感じ~······気持ち悪い」

「······もっとマズくて気持ち悪い魔物を食べたことある······それよりはマシなはず」

「それはそうだったけど······ううっ」


 シアンが複雑な表情で言う。

 二人から生えていたモノはすでに消えていた。



 ······二人の様子を見てたら俺も興味がでてきた。

 俺は置いてあったビンのふたを開け、匂いを嗅ぐ。


 甘い香り······それでいて鼻をつくような感じだな。

 すぐに身体が違和感が現れ、下半身に懐かしい感覚が生まれた。



 おおおっ!? 何年ぶりかのムスコの感覚!

 すげえ、本物と何も変わらないぞ。

 まさかこんなことでこんなに感動するとは思わなかった!



「なんでリムルさんまでそれを使ってるんですか!?」


 それに気付いたシアンが声をあげる。


「いや、二人の見てたら俺も興味がでてな······」


 こんな薬を作れる闇魔法ってすごいな。

 闇魔法というより万能魔法じゃないか?


「······リムルさん、それどうするつもり?」


 ルミネが俺の下半身を指差し言う。

 特に深く考えてなかった。

 まあ、俺としてはあまり問題ではない。

 その気になったら自分でなんとか出来るし。


「考えてなかったが······」

「······わかった。ならわたし達がなんとかする」


 ルミネがそんなことを言い出した。

 え、マジで?


「······ほらシアンも」

「あ、あたしも!?」

「······わたし達はリムルさんにさんざん迷惑かけた。そのお返し······ご奉仕するチャンス」


 二人にこんなことさせるつもりはなかったんだが。




(しばらくお待ちください)




 二人のご奉仕は色々とすごかった。

 つい最近まで、俺のことを心の底から憎んでいた二人がそんなことをしてくれてるという征服感でそんな気持ちになってしまった。



「······それじゃあ改めて、危険物を消す」


 すっかり忘れていた。

 そのために来たんだったな。


「待ちなさいルミネ、一緒にあの薬も消しなさい」

「······え?」


 シアンの言葉にルミネは心底意外そうな声をだす。


「······シアン、あれは危険物じゃない。処分する必要は······」

「充分危険物よ! もうあんな物必要ないでしょ!? だから一緒に消しなさい」


 シアンが強く言う。

 ルミネは気が進まないといった態度だ。

 俺としても処分してほしくないかな······


「······あの薬は調合がすごく難しい、もう一度作れる保証が······」

「だったら尚更よ! あんな物必要ないわ!」


「「えー」」


 俺とルミネの声が重なった。


「なんでリムルさんまで残念そうにしてるんですか!?」

「いや、ちょっとな······」


 シアンの様子を見てると処分しなくていいとは言いづらい。

 えー······マジで処分しちゃうの?


「······リムルさんもこう言ってるし、処分しなくて······」

「ふふ、ふふふっ······」


 シアンの雰囲気が変わる。

 身体中の血管が浮き出て赤く染まっていく。

 おいおいっ、まさかあの異形態になるつもりか!?


「······シアン、それ使ったら今度こそ元に戻れなくなる······」

「心配ないわ。リムルさんと何度も検証して結構自在に操れるようになったんだから」


 え、なにそれ?

 俺知らないんだけど······

 こういう俺の知らない所で何かが起きてる時は大抵······



〈·········〉



 〈智慧之王(ラファエル)〉さんが誤魔化す感じに沈黙していた。


「ルミネが消さないならあたしのカオスデッドエンドで消シてアゲるわヨ?」


 カオスデッドエンドってもしかして俺とヴェルドラ二人がかりで押し返したあの闇魔法のことか?


「······わかった、やめて。ここでそんなの使ったらわたし達まで消し飛ぶ······」


 ルミネが折れて渋々魔力を集中させる。

 こうしてあの薬ごと危険物は消え去った。

 ああ······勿体無い。〈智慧之王(ラファエル)〉さんなら闇魔法を再現して作り出せないだろうか?



〈解。世界の(ことわり)から外れたスキルの為、再現は不可能です〉



 本当かよ?

 出来ないというより、再現したくないように聞こえるんだが。




 まあ、あの様子ならルミネがまた作りそうな気がするから、調合が成功することに期待しよう。
















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― 新着の感想 ―
[良い点] シアンとルミネがすごい美女だったら、俺もやってたと思うw
[一言] 本編とは違った話が見れて、とても嬉しかったです。私は、このくらいなら許容範囲内なので、面白かったです。ifでいいので、リムルが誰かと結婚してイチャイチャする夢落ちなんかも見てみたいと思いまし…
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