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黄金(きん)と壮麗の華  作者: リナ
現在編
34/48

Wonder 現在編-27 楓の正体

アリス(麗花)の屋敷にやってきた楓はというと、、、はしゃいでいた。


アリスの手により、完全に治ったのは傷だけの筈だが、何故かいつも以上のテンションになっている。


アリスが、私の技にテンションを上げる効果なんてあったんだとまで思ってしまったほどだった。


アリス)「単刀直入に聞くわ。楓は人間じゃないわよね……?」


楓)「えっ、あっ、はい。」


アリス)[意外と軽い。すぐに認めるなんて。]


楓)「あっ、でも完全に人間じゃない訳じゃありません。」


楓は付け加えるように言った。


楓)「僕は人間とのハーフなんです。純血種じゃないので、すごい弱いんです。」


アリス)「だから、アイツにもあんまり抵抗出来てなかったのね。」


アリス)「わかった。とりあえず、当分は家にいていいわ。行く宛ないだろうし……。」


アリスは楓に向かって微笑む。




次の日


楓)「麗花さん!一緒に学園行きましょう。」


麗花)[………はぁ、またうるさくなった。]


楓)「あっ、うるさいって思いましたよね?」


麗花)「えっ、もしかして心が読めるの?」


楓)「違いますよ~。勘です……勘!」


楓はそう言って誇らしげに笑う。




放課後


麗花)「今日は用事があるから付いて来ないでよね!」


楓)「ええー。麗花さんのある所に僕ありですよ~。」


麗花はその言葉を聞くと楓をど突く。



麗花)「碧、行こ?」


碧)「えっ、あっ、うん。」


そうして私達は事務所に向かった。




事務所


ピンポーン


碧)「……出てこないね。」


麗花)「うん。入ってみよう。」


ガチャ


玄関のドアを開けると、そこには普通に蘇芳達がいた。


碧)「なんだー。いるんじゃん。」


蘇芳)「ああ、ごめん。ちょっと手が離せなくて。」


蘇芳達はゲームをしていた。


後から聞いた話によると、ゲームに負けたら何でも勝った人の願いを一つ聞かないといけないらしい。



蘇芳)「まあ、入んなよ。」


そして私達が中に入ろうとすると聞き慣れた声が聞こえてきた。


楓)「ああー!?こんなところにいたんですね!見失ったから焦りましたよ~。」


碧&麗花)「「何で!?ここに………。」」


私と麗花が少しうんざりしていると楓が麗花に抱きついた。


麗花)「えっ、あのっ、ちょ…………。」


麗花)「いたた………。」


麗花が楓に押し倒された。


麗花は尻餅をつく。


麗花)「ちょ…いつまで抱きついてるの!?離れて。」



蘇芳)「えっと、何。お前らはそういう関係?」


琥珀が聞きにくそうなのを察して蘇芳が聞いた。


麗花)「違う!」 楓)「そう見えますか?嬉しいなぁ。」


麗花)「コイツ、ウザイほど面倒くさいから気にしないで。」


麗花は溜め息混じりに言う。


楓)「酷いなぁ。流石に僕も傷つきますよ~。」



その後、麗花は楓に何かをヒソヒソと話す。



麗花)「楓、楓の正体みんなに言っていい?」


楓)「えっ、それは、僕らの秘密にしましょうよ!」


麗花)「何馬鹿な事言ってるの!?」


「……みんなに知られて態度が変わるのを恐れているんだろうけど、それは大丈夫だから。私の正体知ってもいつも通りに接してくれた人達だから、私が保証する。」


麗花は静かに微笑む。


楓)「…………麗花さんって笑うと可愛いですね!!」


麗花)「えっ、なっ、何言って!?」


麗花の顔が真っ赤に染まる。


楓のその台詞だけは碧達にも思いっきり聞こえていた。


蘇芳)「………お前ら、何いちゃついてんの?」


麗花)「えっと、違うから!話があるの。」


「私が急に楓と、仲良くはなりたくなかったけど、そうなったのは、楓が九尾と人間のハーフだからなの。」


琥珀)「えっ、九尾って………。」


碧)「そうだったんだー。」


楓はびっくりして言う。


楓)「えっ、怖くないんですか?」


蘇芳)「ああ、麗花のことも知ってるしな。」


麗花)「ね?大丈夫って言ったでしょ!」


麗花は嬉しそうに笑う。


この日を境に何故か楓との仲が一層深まった。

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