表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
黄金(きん)と壮麗の華  作者: リナ
現在編
25/48

Wonder現在編-18 アリスであるということ

麗花は、翌日学園に登校して来た。


麗花の足は治っていた。



ただ、麗花は今までのように黒髪のウィッグを付けては来ず、アリス(・・・)の姿で登校して来た。


そのことが、学園中の生徒に動揺を与えていた。



「えっと…………あの……すみません、あなたはもしかしてアリス様ですか?」


クラスメイトの一人が麗花に話しかける。


おかしい。クラスメイトの口調がいつもと違う。


アリス(麗花))「うん。そうだよ。」


麗花がそう答えるとクラス中がざわめいた。



私は今麗花に話しかけた子と話しに行った。


碧)「ねぇ、何で麗花に対してそんな言葉遣いなの?」


「何でって、碧もアリス様のことは知ってるでしょ?」


碧)「えっ。うん。でも麗花だよ。」


「そうかもしれないけど、そんな風に呼ぶなんて、恐れ多すぎるよ。」


碧)[でも、それじゃ麗花は……。]


そして、私は気づいた。


碧)[そうか、麗花はずっと一人で。一番恵まれていそうでそうじゃなかった。ずっと、寂しかったんだ。]


碧)[なら、今私が麗花に話しかけなきゃ。それじゃないと、何も変わらない!]


私は麗花に話しかけに行った。



碧)「麗花っ、おはよう!足はもう大丈夫?」


麗花(アリス))「碧・・・。やっぱり碧は、私に壁を作らないでいてくれるんだ。」


麗花(アリス))「……ありがとう。」


碧)「えっと、どういたしまして?って変なの。」


私達は笑い合った。


その時の麗花の笑顔は澄んでいて、とても綺麗だった。


私はその時、初めて麗花の本当の笑顔を見た気がした。




放課後


私達は、事務所に寄った。


私達がピンポンを押すと珍しく琥珀が出た。


琥珀)「麗花っ、元気?」


麗花)「うん。みんながいてくれれば、それだけで私は元気だよ。」


碧)「もう、嬉しいこと言ってくれるね…!」


麗花)「琥珀、蘇芳達いる?」


琥珀)「えっと、蘇芳は今買い出しに行ってる。そのうち帰ってくるだろうから、中で待ってれば?」


麗花)「うん。そうするね。」


私達は事務所の中に入れてもらった。




数十分後


蘇芳)「ただいまー。」


蘇芳が帰って来た。


蘇芳以外)「「「「「おかえりー。」」」」」


蘇芳)「って、みんな勢揃いじゃないか。碧・麗花、どうかした?」


碧)「あっ、麗花が話があるって。」


麗花はコクリと頷く。


麗花)「……本当にみんな、昨日はごめんなさい。」


麗花以外)「「「「「えっ!?」」」」」


麗花)「あんな態度をとってしまって。ごめんなさい。」


「みんなが帰った後、考えてみたの。私は本当は何をすべきか。」


「そしたら気づいたの。」


「私はみんなに信じてもらっている分、みんなの期待に応えて頑張らなきゃいけないんじゃないかって。」


「だから、安心して。みんなは私が守るから!」


碧)「ふふふ。ありがとう。」


琥珀)「でも、あんまり頑張りすぎんなよ。何かあったら、俺達を頼ってくれればいいから。」


麗花)「うん。ありがとう。」



私達の絆はこの日を境に更に深まったのだった。



<hr>


「ここだよな……。碧と、あの天使と百鬼の血縁者のアリスっていうのがいる学園は……。」


「うん。そうだね。」


「ねぇ、本当にやるの?」


「ああ。今更、お前に異論は許さない。計画通り行くぞ。」


「……うん。」


暗黒の世界が広がる中、怪しい人影が姿を現していた。

読んで下さり、ありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ