Wonder現在編-13 文化祭準備
今回から、学生が大好きな文化祭です!
キーンコーンカーンコーン
予鈴が鳴る。
私達はそれぞれの席に着いた。
「今日は待ちに待った文化祭の出し物を決めます。」
「それじゃあ、学級委員。進行してください。」
先生がそう言うと学級委員が前に出て行った。
学級委員)「えっと、とりあえず出し物の案を出してください。」
学級委員)「予算は5万円です。」
うちの学園では文化祭は特に力が入れられる。
だから、予算も普通より少し多めにされることが多いのだ。
「あの、喫茶店とかいいと思います!」
「やるんなら、お化け屋敷とかがいいんじゃねぇの?」
「迷路とかも面白そう!」
生徒から沢山の案が出され、多数決することになった。
そうして決まったのは男女逆転喫茶だった。(女子→執事姿、男子→メイド服姿)
しかし、男子達はなかなか了承しない。
「いやだよ。スカートなんて履きたくない!」
「多数決で決まったんだから文句言わないでよー。」
男子達の反論の声が高まる中、女子の正論が飛び交うことで男子達はますますむくれる。
両者がどちらも譲ることなく、時間だけが過ぎていく中、男子達が了承するために出したのはこんな条件だった。
“麗花が執事姿だけでなく、メイド服姿にもなること”
その理由はというと、麗花がメイド服姿になれば自分達の目の保養になって、自分達も頑張ることができるからということだった。
「男子、さいってー。」
案の定、女子からの批判の声が飛び交う。
麗花)「あの、私、別にいいよ。」
この騒ぎを抑えたのは麗花だった。
「えっ、いいの?」
麗花)「うん。嫌じゃないから。」
「ありがとー。本当に助かるー。」
麗花が仲介に入ってくれたおかげで騒ぎが収まった。
麗花は何一つ嫌な顔をせず、場をまとめてしまった。
碧)[やっぱり、麗花はすごい人だな…私も頑張らないと!]
こうして、私達のクラスの文化祭準備は始まったのだった。
私達は放課後、帰る途中で事務所に寄っていった。
蘇芳)「碧。麗花。珍しいな……急にここにくるの。」
ピンポンを押すとすぐに蘇芳が出てきた。
奥で、琥珀達が遊んでいる声が聞こえた。
麗花)「丁度良かった。琥珀達もいるんだ?」
蘇芳)「あっ、ああ。」
私達は中に入って、蘇芳達に文化祭のことを話した。
碧)「・・・で、私達は文化祭の準備があるから、文化祭が終わるまで依頼に対応できないんだけど、いい?」
蘇芳)「ああ。そういうことなら、全然構わないぜ。」
蘇芳)「依頼がきそうな雰囲気、ないし……。」
蘇芳は快く了承してくれた。
琥珀)「麗花達のクラスは出し物、何やるの?」
知りたい、と言うように琥珀は聞いてくる。
碧)「えっと、男女逆転喫茶だよ。女子が執事姿で男子がメイド服姿なの。」
凜紅)「へぇ……。面白そうだな。」
琥珀)「ってことは碧と麗花は男装するってこと?」
碧)「えっと、私はそうなんだけど、麗花は……」
私はこれまでの経緯を蘇芳達に説明した。
碧)「・・・だから、麗花はメイド服も着るんだよ。」
麗花)「ちょ、やめてよー。恥ずかしいのに……」
麗花は真っ赤になっていた。
私は琥珀の方を見ると、
琥珀は行きたい、と言う顔をしていた。
碧)「蘇芳達、来ればいいじゃん。」
碧)「確か、丁度その2日間学校休みなんでしょ。」
蘇芳)「ああ。行こうかな。」
琥珀)「行こう。」
凜紅&蒼馬)「「ああ。」」
こうして、蘇芳達は文化祭に来ることとなった。
早く、文化祭来ないかなぁ~。
今からとても楽しみです。
読んでくださり、ありがとうございました。




