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黄金(きん)と壮麗の華  作者: リナ
現在編
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Wonder現在編-6 麗花の生死は?

麗花の家(だと思われる)の大広間に案内された私達は、誰しもがそわそわしていた。


それもそうだ。麗花の命が危険にさらされているのだから。


頭の中を心配な気持ちがぐるぐるとしていた時、大広間の扉が開かれた。


中に入ってきたのはハイトさんだった。


ハイト)「皆様方、麗花様がお目覚めになりました。お会いになりますか?」


麗花以外)「「「「「もちろん!」」」」」


私達は麗花の寝室に案内された。


麗花はベッドに横になっていたが、私達の姿を目にすると起き上がった。


麗花)「ごめんね……。心配かけて。」


碧)「ううん。生きてて良かったよ…。死んじゃうかと思った。」


私はほっとしてボロボロと泣き出してしまった。


凜紅)「おい、碧。大丈夫か?」


ダメだ。こらえようとしても溢れて止まない。


麗花)「あらら……。碧、私まだ生きてるよ。だから泣かないで、ね?」


麗花は少し困った様子で私を慰めてくれた。


蒼馬)「……で、麗花、さっきの蛇のこと何だけど、東の森には本来いない筈だよな?」


麗花)「ああ、うん。それに関しては後で捜査を依頼しておくよ。」


麗花)「でも多分、誰かに持ち込まれたんだと思う。」


蘇芳)「誰がそんなことを……。」


麗花)「それは…たぶん………。」


琥珀)「?麗花??」


麗花)「…ううん、なんでもないよ。」


麗花は何か杞憂そうだったがすぐにいつもどおりに戻ったので、気のせいだと気にしないことにした。


琥珀)「というか、麗花、体調大丈夫なのか?」


蒼馬)「確かに。アイツの猛毒がまだ残ってるかもしれないしな…。」


麗花)「大丈夫だよ。毒は全部吸い出したし、まぁそのせいで血が足りなくなっちゃったんだけどね…」


蘇芳)「でももう休んでろよ。俺達はもう帰ろうぜ。」



麗花)「ありがとう。ハイト、いる?」


ハイト)「はい。」


麗花の声に応えるようにハイトさんが部屋の中に入ってきた。


麗花)「碧達を家まで送ってあげて。」


ハイト)「かしこまりました。」


碧)「えっ、いいよ。そんな…悪いし。」


麗花)「お願い。送らせて。もう遅いし…。......お願い。」


驚いた。

麗花がここまで言うのは珍しかった。


私達は麗花のお言葉に甘えて送ってもらうことにした。




ハイト)「麗花様、碧様方は無事に家に送りました。」


麗花)「ありがとう。ところでハイト、今日だったよね?」


ハイト)「そうですが、今日は大丈夫です。麗花様はただでさえ貧血なんですから。」


麗花)「いいよ。遠慮しないで。約束は破りたくないの、絶対に。」


ハイト)「わかりました。ではお言葉に甘えさせていただきます。」


そう言って麗花の血を吸ったハイトの瞳は真っ赤に染まっていた。




一週間後


今日、朝学校に着くとそこには麗花の姿があった。


碧)「麗花~。もう大丈夫なの?学校来て。」


そう、麗花はあれから今日まで学校に来ていなかった。


心配で電話して聞いてみたところ、貧血が治るまでの安静期間だと言っていた。


麗花)「うん。もう完全に治ったよ!」


碧)「そうなんだ。良かったぁ。」



チリンッ


麗花の携帯に着信がきたみたいだ。


麗花)「碧、ちょっとごめんね…。」


そう言って携帯の画面を見た麗花の顔は何故か曇っていた。


碧)「麗花?何かあった?」


麗花)「えっ、別になんでもないよ。」


すぐに麗花の顔はいつもの笑顔に戻ったので気にしないことにした。


碧)「そうだ!蘇芳から連絡があって、新しい依頼がきたから近々集まろうだって。」


碧)「麗花は来れる?」


麗花)「うん。もちろん!」



その時の麗花の顔はやっぱり曇っていた。


それからの土曜日までの3日間、麗花は何故か学校が終わると足早にどこかへ向かっていた。

ハイトは吸血鬼です。

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