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運命共同体
「まぁ、仕返しできたんだからこれでいいんじゃない?ということで、あんたとはここでお別れね。」
『何を言っているんだい?キミとボクは運命共同体なんだヨ?」
「冗談!あんたみたいな汚い猫と過ごせるわけ無いでしょ!」
『あ、そうそう、魂を共有しているから、ボクが死んじゃうとそれと同時に、キミも死ぬヨ。』
「ママー、私、この子飼うー!」
「なに、その汚い猫。捨ててきなさい。」
「私が全部面倒見るから!お風呂もご飯も私がやるから!」
『いや、本当に助かったヨ。なんせ三日間何も食べていなかったからネ。お風呂にも入れてサッパリできたし。ご飯もお腹いっぱい食べることができタ。君と出会えて幸せだヨ。それにしても、キミ、以外と胸が小さいんだネ。・・・そろそろドライヤーのコンセントでボクを縛るの止めてもらえないかナ?だんだん意識ガ・・・薄れテ・・・。』