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捨て猫

 結局楓は晶と別れた後、街へ向かい、薄い本を購入していた。

 (やばっ、もうこんな時間!早く帰らなくちゃ!)

 楓の腕時計の針は午後7時を差していた。

 日はビルの陰に隠れ、住宅地の街灯にも明かりがつき始めていた。

 その住宅地を大きな黒い買い物袋を抱えて帰宅を急ぐ楓。


 『ねぇ、そこのキミ。』

 (えっ、何今の?)


 楓の頭の中に何か声が聞こえたような気がした。

 楓は立ち止まり、辺りを見回すと、みかんの段ボール箱に入った見るからに薄汚れた猫が目に入った。周りには小バエがたかっている。


 そんな楓と猫の目が合ってしまった。


 「・・・気のせいか。」

 再び帰宅を急ぎ、走り出す楓。

 『気付やコラ!』


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