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私を好きって本当ですか? ~自己肯定感の低い私が結婚したら幸せすぎでした~  作者: 吉沢月見


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 次の朝、コットたち一団が桃山へ向けて出かけてしまうと退屈。


 フレディも学校へ行ってしまうし。

「お茶にしましょう」

「はい」

 メイドたちはキュリナにしてもらった小顔エステの話題で盛り上がっている。


「私も定期的にお願いしてるわ」

「羨ましい」

 キュリナが学校を開いて教え子たちがお店をすれば儲かるのではないだろうか。コットにお願いして国営の施設にするとか。温泉施設の中にお店を構えるのもいいわね。


「この美容液は買えるのですか? リンネット様」

 サシャも気に入ったようだ。


「うん、紅山に手紙を頂戴。送るから」

 サシャは絶対にお金を払う。決してうやむやにはしない。私の周りにいる人の多くがそうだ。


「失礼します」

 メイドがお茶を注いでくれる。


「新しい方ね?」

「新入りのハマです」

 恐る恐るお茶を注ぎ、静かに奥へ引っ込んだ。


「リンネット様、あの者の手の甲にあった印はなんです?」

 アンナが不思議そうに聞く。


「刺青よ。犯罪者の証」

「犯罪者が王宮で働いているのですか?」

 アンナが目を丸くする。

「外に出ても仕事に就けるかわからないでしょう? だから能力がある者は王宮で働くの。投獄所も王宮の敷地内なのよ」

「紅山では犯罪者を遠ざけるのにここでは近くに置くのですね」

「そうか。紅山では王族と食卓別なのよね。でもうちは一緒なの。アンナも座って。お昼にしましょう?」


 私の好きなくるくる麺。コットは食べた気がしないとこれをごはんにすることを嫌がる。おいしいのに。

 フォークでクルクル巻くからくるくる麺。そういえば、父様も同じような理由でこれが好きじゃなかった。あの二人は似た者同士ね。


「リンネット様、玉ねぎのドレッシングです。サラダにどうぞ」

「ありがとう。コットったら私の顔ばかり見ているくせにサシャの半分も動かないわ。ドレッシングかけてくれないし」

「王様ですからね」

 とアンナが呆れる。

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