表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私を好きって本当ですか? ~自己肯定感の低い私が結婚したら幸せすぎでした~  作者: 吉沢月見


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

81/126

81

 王宮のもう誰も使っていないエリー姉様の部屋にはほとんど荷物がなかった。しっかり者の姉様のことだから嫁ぎ先の霧山に持って行ったのね。客間に変わっていたのでその部屋を使わせてもらった。


 蒼山のメイドたちは初めて目にするキュリナの化粧の技術に見とれている。サシャの顔エステから始まり、髪の結い方、化粧講座まで。キュリナの手はまるで魔法だ。これってお金になるんじゃないかしら。


「ほかのみんなもキュリナは明日、コットと一緒に桃山に行ってしまいますからね。今日だけ奪い合いして。今ならなんと、私も使っているキュリナ考案のこの頬紅がたったの10カロン」

 たくさん持ってきてよかった。


「ひとつください」

「私も」

 大繁盛。そのお金を広間にいるコットに見せびらかす。


「でもこっちのお金でもらっても困る? 金のほうがいい?」

「いや、どこにでも両替商はいるさ」

 とコットが教えてくれる。


「リンネット、いつもそうしているのか?」

 父様が聞く。


「そうって?」

「その手だ」

 隣りに座るコットが私の脇腹を支えるようにしてみぞおちあたりに手を置くから、私はその手の指毛を引っ張る癖がついてしまったようだった。コットは指の毛も4センチほどあって、クルクルしている毛もある。私が爪できゅっとしてそうなっているものと最初からクルクルで生えてきたものが共存している。


「ええ。なんというか、こうしているのが落ち着くので」

 コットの指毛は私の眉毛よりも太い。


「すいません。家にいるように寛いでしまって」

 コットがどや顔で返答する。それは娘婿の反撃のつもり?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ