表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私を好きって本当ですか? ~自己肯定感の低い私が結婚したら幸せすぎでした~  作者: 吉沢月見


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

73/126

73

『マットをありがとう。重宝しています。

 渓谷がきれいに色づいています。

 雨も続きます』


 エリー姉様の手紙、この間よりはましな気がする。生きる気力を少なからず感じる。文字もちゃんと姉様の字だ。


『こちらも紅葉がきれいです。

 魚をありがとうございます』


 とても臭い魚で、コットは食べるなと言うし、ラティウス料理長が言うには内臓を取り除いて生姜らしきものが入っているから保存食だろうということになり、私は食べてもよかったのだが毒見係が急に募集され、それならばとキュリナが食べたら、

「おいしい」

 とわかり、臭い魚に翻弄され、みんなで丸一日ぐったり疲れた。


 サイカ姉様からは栗が届いた。

『揚げ物が多く太った気がします。

 こちらでは夏はハンモックで寝ていたので、やっぱり床のほうが落ち着きます』

 といつも通りの短い手紙。


 栗のままなら送れるが、栗タルトは日持ちしないからサイカ姉様も作れずにがっかりだろう。紅山には距離があるから無理でも蒼山だったら大丈夫だろうか。そもそも桃山に嫁いでお菓子は作れているのかもわからない。母様もそういえば料理をしていた記憶がない。王妃たるもの厨房に入るものではないのかもしれない。


『こちらからは芋を送りますね。この芋、甘いのでスイーツ作りに適していますわよ』

 本当は私にも悩みがあるのだが書けなかった。


 医者のハイエツに相談しても、

「そんなこともございましょうね」

 と言われただけ。


 やっぱり姉様の手紙に追記しようかしら。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ