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サイカ姉様がくれた野菜をラティウス料理長がスープにしてくれた。
「おいしい」
「裏ごしが面倒なのですがリンネット様のために頑張りました」
過去最高のスープと名付けたい。
料理にも含まれていた。こっちはプチプチして食感がいい。
「サイカ姉様がこんなにおいしいものを食べていると思うと安心するわ」
コットはあまり好きじゃないみたい。甘いのは好きじゃないのよね。南瓜とか。味覚がわかってきて嬉しい。
「リンネット様、残りは乾燥させてあとで外で遊びましょうぞ」
数日後、ラティウス料理長たちは火を起こし、姉様がくれた実が深い鍋の中で弾ける。
「すごい。マジックみたい」
一度に三度楽しいどころではない。ひげ茶もほんのり甘かった。
『姉様はご存じでしたか? あと、うちの料理長が言うには小さいものを収穫してそのままサラダにして食べられるとか』
『こっちではたくさんなりすぎて、牛や馬の餌になってるわよ』
あんなにおいしいものが餌なんて。
「こちらは馬などに草ばかりだが実を食わせたほうが栄養あると聞いた覚えがある」
夜、部屋で手紙を読んでいるとコットが言った。
「ふーん」
「リンネット、今日の格好はまた随分と挑発的な…」
「アンナがね、こんなのどこで見つけてくるのかしら」
コットが首の後ろのリボンを解くだけで丸裸。
私は木綿のパンツが好きなのよ。おへその上まで隠れるやつ。あなたと結婚してから穿いてない。そんなに喜んでいるならきちんとアンナに特別手当をあげてくださいね。




