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粒をならべていく阿弥羅 5




「私たちの『空間』、つまり『白野(びゃくや)』は、凍て野とはすこし別な熱量勾配で活動しています。その原則を、鰐さん、あなたはどうやら体で呑み込んでいないふしが見受けられます。生粋(きっすい)白野の存在体ならば、私を傷つけようなどと莫迦(ばか)なことは考えませんからね」


莫迦。この小女(こおんな)、俺に今、莫迦と。


鰐は歯がみしましたけれど、其れはよっぽど肝要な話題であるのか。

先ほどまでの儚い少女ぶりが嘘の様に、阿弥羅の態度には力がやどっているんです。


青濘(ぶね)はややも気圧(けお)されていました。


「鰐さん、私を取って食べるとしたなら、あなたは早晩に死にますよ」




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