入店1日目
初投稿です。
かなり拙い文章ですが、書く事で成長していけたらもっとかけるようになると思うんで、ご指摘(優しくお願いします)アドバイス、応援お願いします。
「いらっしゃいませー 何名様ですか?ご指名は?」
ここは、キャバクラ THEパルム
地方都市の郊外にある当たり障りのない普通の大衆のキャバクラだ。
現在、俺はここでマネージャーをしている。
たまたま前の店で出会った当時マネージャーやってた天城さんが、別の会社に引き抜かれて天城さんに俺は引き抜かれた。
天城さんに引き抜かれたのは、俺以外にもう一人いた。
守木才蔵 歳で言えば俺よりも4つ下 この辺りが地元で、前の店では天城さんの直下で仕事をしていたかなり気の良い男だ。ちなみに業界では先輩にあたる。
パルムに入店して、最初にやったことは守木さんと内緒で倉庫にあったドンペリを飲んだ事だ。「どうせバレねぇだろ(笑)」
棚卸しも満足にやれていなかった当時のパルムは、ここ12ヶ月の間年末を除けば、ほぼ赤字状態だったらしい。
そこでこの会社の社長は何かしらのツテを使って、天城さんを見つけ声をかけたって事らしい。
キャバクラの立て直し
立ち上げだけでも難しいものを。
よく素人が見様見真似でやって失敗するとか、出資して勘違いして「店の女は全部俺の物」的になって潰れる店はよくある話。
この泥沼から脱却させるには、生半可ではない運が必要だ。そう必要なのは運なんだ。
でも方法はある。
オーソドックスな手法だが、キャストの入れ替え もちろん力のあるキャストは残す、ただし条件はつくが。それとシステムの変更とスタッフの客への対応、言葉使い、共通の隠語などなど
やる事はいっぱいだ。
ちなみに、さっき言ったキャストを残す条件だが、ここには都市部と郊外で、店のスタイルは根本的に変わってくる。
客が回る都市部は、おかしな話だがキャストの面子は同じでも良い。郊外は逆だ。
地方の郊外とは言っても、こういう飲み屋は何軒もある。もちろんキャバクラだけじゃなくスナック、ラウンジ、キャバレーも当時はまだあったな。
ローカルの客がまだ見た事ない女の子。これをって言葉は悪いが、揃えることが第一優先だ。
求人サイト 雑誌 スカウト集める手段はそんなに多くない。
横道に逸れたが、残すキャストの条件それは店の指示をきちんと聞くキャスト。
トップダウンで、入店してきた俺らを「敵」認定するベテランキャストはやはりいる。
しようもない理由だ。以前からいるスタッフと仲が良かったとか、私達の居場所がなくなるとか、そんな理由で俺らにアタって来る。
今回のパルムでの作戦は、そういう役立たずは全て排除 今日までで5人は切っている。
水面下での攻防は意外と激しい。
例えば、自分の客に俺らの悪口を言って、テーブルに俺らを呼ばせて客に文句を言わせる。
そう言えば、ヤクザ呼んで暴れさせたキャストもいたな(笑)
姑息で分かりやすい手段だ。
キャストがいなきゃ何も始まらないキャバクラじゃ、リニューアルオープンでも謳わなければ、キャストを削るなんて、できない手段ではある。
そして、唐突に天城さんに言われる。
「新人キャストを最低10人は捕まえてこい。」
ぱっと見、銀行員かどっかのお堅い企業の社員にしか見えないこの人は、たまに無茶を言う。
「分かりました!」当時まだキャバクラスタッフの素人であった俺は簡単に答える。
19:30という中途半端なオープン時間の5時間も前に出勤して駅、ショッピングモールなどでひたすら声を掛ける事になるんだが、
(俺はナンパが得意だったし好きだった。遊び感覚だ)(笑)
リニューアルオープン工事で営業が出来ない時はスカウトしたまま遊びに連れてくなんて事もあった。
「俺には、センスがある。」