目次 次へ 1/14 プロローグ 僕は独りだ。 いつからだろう。僕の周りの人々が消えて逝ったのは。 どうあがいたって独り。 もう何をしたって誰も振り向いてくれない。 誰かに助けてもらいたいのに、助けてくれる人なんていない。 助けを求めたって、返事がこない。 何をしたって一人。 朝僕を起こしてくれる人もいない。 一緒にご飯を食べる人もいない。 話し相手もいない。 世界が暗い。 前に進むことも出来ない。 どこからか声が聞こえて来るのに、実体がない。 そりゃあそうだ。 僕に関わった人は全員死ぬのだから。