二話
にーわ
「あーだるい、帰りたい 、ほんっっと帰りたい」
えーワタクシ、嶺川 隼也は今絶望しています。
学生最大の楽しみ、生きる意味とも言ってもいいような重要な物が昨日終わったからです。そう、それは 夏休み!!! もーね、だるいったらありゃしたい。くそーーー 早く冬休みになって欲ちい。 つってもまだ登校中なんだけどねー
あぁ 神様どうか私めに転生とか転移とかそんな感じの物をくだせい!!
そんな願いが通じたら地球にいる人間ほぼいねーと思いますがね!
さてと読者の皆さんに分かるよう俺が通う学校について説明しようかね。
我らが学校は立地的にはまぁまぁの二駅に挟まれた場所にあり、周りにコンビニ、ゲーセン、カラオケなんでも来いで学生の身としてはありがたい
そんなイイトコにある。
頭もいい方なんだと思うけど、でも制服デザインいいし女子も可愛いからこの学校狙う人めっさ多い。だから毎年倍率意味わかんなくなるんだよねー。
まぁそんな感じのとこ。はい、これ自転車に乗りながら考えてます。
え?なんで電車じゃないって? そんなの決まってるわ!! 自転車でいくと坂があるから風吹くとパンツ見えんだよ!! いぇーい 朝の楽しみですな。
べ、別にこの事が女子にバレていて自転車で来る人みんな 蔑むような目で見られてないからね!
あとは、友達? いねーな ぼっちだぼっち
だがしかし、根暗じゃねーぞ ただのぼっちだ
あーあ友達出来るか 転生出来るかどっちが先かなー
その時 俺に向かってトラックが突っ込んできた。
「え? 、、」
意識が遠のいていく、、
「ん」
徐々に意識が戻ってきた
「ん、んー ん? んんん? ここは? はっ、まさか本当に転生???」
見渡す限りの雪、、、、
「いや、どこだよ!! 神いねーのかよ!」
「あれか、ダメな方の転生? てか転移?」
鏡がないかさがしてみるか。 いやーでも家なくね?
「しょうがねーな、少し歩いてみるか。」
10分は歩いたかな?雪にうもってる 家ありました、人いませんでした。てことでここ、マイハウスに決定します、拒否権はねぇー!!
そこそこ綺麗な程よい大きさの家が見つかって本当に良かったよ。
あ、鏡あったよ、姿見。んで見たらまぁ一応転生だね。 前世?じゃ絶対いないであろう、さらさら銀髪に赤っていうより緋の目
見た瞬間 この目はクラ◯カさんじゃあーりませんか と思いましたね、はい
顔はイケメン! イケメンなんです。カッコいいよりかわいいが先にきそうな顔。まぁ率直に言えばショタだ、ショタ。
お姉さんほいほいになれるかな?
あとはなんか能力あれば完璧なんだけどねー
ぐぅーーーーー 、、、、、、、
「とりあえず、なんか食べられる物ないかな?腹が減った」
お、あったあった、美味しそーなリンゴ?肉は無いね。 やっぱり雪に囲まれてるからかねー
あれ?でも外雪降ってるのに寒くないな。魔法か科学かそれともスキルとか。夢が膨らみますねー
「うし、なんかスキルとか持ってないか試してみるか。まずはお決まりの火を出してみますかね」
はっ!!!
えーーーー でない、うんまぁ、知ってた。物語の主人公はチートだから、うん。
まずはあれだ、魔力を感じようかね。
「んんーっ はっ とっ そりゃっ! 」
いや魔力ー なんだよ魔力も感じられねぇーのかよ!! ダメじゃん、初っ端から詰んだよ!!
ったく、
「ん? え???」
え? 本が浮かんでるんですけどー え? 本あったっけ?
なんで浮かんでんの? 念道力? サイコな奴?
恐る恐る手に取ってみる
「うわっ! おおーーーーー」
チートゲットっぽい。 すげーすげー 頭の中にどんどんデータ?が入ってくる この本 魔書らしいよ。
グリモワールだよグリモワール。く〜 こう、胸の奥にある中二なものが疼くねー
あ、収まった へ〜 なるほどなるほど。凄いなこの本。 うわー チートゲットだぜ!!!
早く試してーー、
あーでも、もう夜遅いから寝ましょうかね。
お風呂あるかな? 探してこよ
次回乞うごご期待!!