一話
ふぇー 初めてです。
頑張ります
遅いかも知れませんがお願いしますm(_ _)m
純白の、どこか光って見えるそれに薄く青のラインが入ったコートを着た男。男と言うより、男の子、と言うべきだろうか。その彼の手には、一冊の白い本。あまりにも綺麗でただの本に見ないそれ。実際、ただの本ではない、彼がある役目を果たすための重要なものである。
そんな、姿美しい彼の前に怯える様に腰を抜かしているのは、彼のターゲットである。見るからに金を使い込みその欲を果たしてきたであろうターゲット。泣いたせいか、それとも元々か、その顔はグチャグチャになっていた。
「や、やめてくれ! まだ死にたくねぇ、やだやだやだ!来るな!!」
「お前はそう言って命乞いをしてきた奴を助けたか? それにお前には償えない罪がある。どう足掻いても無駄だ。」
「なんだよ罪って! そんなの知らねぇーよ!俺が何をしたって言うんだよ!!」
おもむろに、彼が手に持つその本を開いた。パラパラと彼がめくってもいないのに開いてく。すると突然あるページを開いて止まった。そこには目の前の男の顔とその情報が。
「アイボルト・シュプーナー、ここシャンデル帝国シュプーナー伯爵家当主。主に水属性の魔法や召喚魔法を得意とし、過去様々な功績を残している。結婚記録はなし、親族も大半は亡くなっている。評判は良く近々大規模な計画である「勇者召喚の儀」を行う予定。しかし、裏では、暴行や殺人、詐欺。使用人に無理やり...などの暴虐の限りを尽くし果ては勇者作成の人体実験を行っている。どうかな?あってるか?」
「何故、知ってい、るんだ。」
「この数々の罪をお前は認めるか、絶対の禁忌とされる後天的勇者製造、その罪は重いぞ。」
ふわり、と本が浮き光を放つ。彼がその本を中心に手を開き口を開ける。
「お前のその罪は償うことは不可能だ。神の決定だ、大人しく神罰を受けろ。‘‘執行”」
天に向け言ったその言葉により、天から一筋の光が落ちてきた。その神々しい光は一直線にアイボルトという男の元に。
「あ、やめてくれ まだ死にたく、、」
言葉半ばに光は男を呑み込んだ。やがて光が収まるとそこには男はいなかった。
「っし、人仕事終えたしこの国観光でもしようかねー。」
彼が、本を閉じ空中に投げるとその本は消えた。
コートを翻しその場から歩き始める彼。
さっきまでの出来事が嘘の様にだらだらとその場を去っていく。
彼の名は、ネルフィ・ニースノール
銀色の髪と、赤い目を持つ何とも不思議な男
彼は現状ただ一人の異世界からの転生者であり、唯一神から神罰を与えることを任されている神の代理人だ。
「お!、おばさん、この肉いくら?」
「あら買ってくれるのかい? 代理人さん、150ペルだよ」
「ほいよ、いやーいいね観光。もっとゆっくりしてーなー、うわ これうまいな!」
ネルフィが、この世界で目覚めてから2年。
この年世界は、人々はまた混乱の一途をたどるこのになる。
ふふふふ ふはははははは ははははははははははは
中二なやつじゃね? 主人公