表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
72/113

第七十一話 悪魔超人

「……弘美さん!?ちょっとそこは……!」

「むふふふ、久しぶりだろう?よいではないかよいではないか」

「久しぶりに会ったその日に、変なところを触らないでください!」

「私と辰美ちゃんの仲だろう?垣根なんぞなくて当然」

「どういう理屈ですか!?酔っ払い過ぎですよ!」

「私は酔ってなどいない。ただ頭の中がふらついているだけのことだ」

「それを世間一般では酔ってるって言うんです!」

「まあまあ、お姉さんの酌をしてくれ、可愛いお嬢さん」

「もう飲み過ぎです。お酒はやめておきましょう?」

「だが断る」

「ダメです」

「抵抗しようと無駄だ。私の戦闘力は六十万を超える」

「フリーザ以上じゃないですか!?全宇宙最強を超えた存在!?」

「おお、よくわかったな。女子でこのネタ(ドラゴンボール)がぱっとわかるのは少ないぞ?」

「え?有名じゃないですか?」

「有名と言えば有名だ……一部の人には。辰美ちゃんは漫画、結構いけるクチ?」

「そうですね……ジャンプ系統は結構読んでますよ。スラムダンクとか、るろうに剣心とか……ワンピースとか」

「あとそうだな、ナルトとかブリーチとかかな?」

「そうですね。単行本は買ってませんけど」

「そりゃあ、読む本全部買ってたら金がいくらあっても足りんし」

「くすっ」

「どうした?」

「いや……なおくんと同じこと言ってるなあと思って」

「姉弟だからな。多少は似ることもあるだろう。とりあえず直樹はボコることに決定したが」

「どうしてそうなるんですか!?」

「なんとなく」

「なんとなくで、なおくんは暴力を奮われるんですか!?」

「しいて言うなら不愉快だったから」

「理不尽でしょう!?」

「んー?直樹のことに必死になるねえ。何かあるのかなあ?」

「…………」

「にまにま」

「……口に出してまでいやらしい擬音を言わないでください」

「どうした辰美ちゃん?声が小さくなったぞ?これは面白そうだ」

「……本音が出てますよ」

「楽しいことにはつい反応してしまってな。それで?直樹のことをどう思ってる?」

「……直球ですね」

「そういう君は慎重だな?ふふふ、心の中を見透かされたくないのはわかるが、私にその手は通じないぞ?」

「どうしてですか?」

「それは……こうするからさ!」

「!?」

「直樹!ちょっちこっち来い!一秒以内」

「物理的に無理だろ!?」

「ブー、時間切れ罰ゲーム質問に答えろ拒否権なし」

「ひどっ!暴虐無人だ!」

「直くん?弘美に今さらそんなことを言っても無駄よ?」

「そうですね……いだっ!?」

「失礼なことしか言えないのかこの口は」

「姉ちゃんだけには言われたくねえ!」

誕生日というのにテスト+バイト(しかも交通の便が悪いとこ)……。なんて誕生日だ(泣)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ