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僕の人工精霊はちょっとおかしい  作者: 桃板ボイン
5/11

僕のイマジナリーフレンドがおかしい

「はい開けたわよ」


 すぐさま窓から少し肌寒い風が部屋に流れ込んでくる。


 間違いなく窓は開き気温は下がった。


「……ありがとう」


 どうやらありえないことが現実に起こっているようだ。


「もしかして物に触れる?」


「当たり前じゃない」


「当たり前じゃないよ! これは由々しき事態だよ! なんで物が触れるの? おかしいよ!」


 現実には作用しないのだ! 決して本を投げたり窓を開けたりしないのだ!


「いきなり何よ! あなたが私を作ったんでしょう何を驚いてるのよ」


「でもイマジナリーフレンドは人工精霊は物に触れたりとか出来ないのに……」


「イマジナリーフレンドは何かわからないけど『人工精霊』はある意味そうで私でしょ」


「ある意味?」


「だってあなたが私という精霊を生み出したんじゃない」


「そうだけど」


「そして私は物が触れるというのも事実」


 アーテナは焦れったいと言った表情で。


「私は現実に存在する!」


「え、えーーーー!」


 リクの疑問避けていた事実その他諸々全てを吹き飛ばす言葉。


 これから、どうしよう……。

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